エアトリは3月26日、新型コロナウイルス関連の”買い溜め”行為に関する調査結果を発表した。調査は3月22日~24日に20代以上の男女を対象にネット上で実施。1221人から回答を得た。
普段の買い溜めについて、「様々なものをしている」「特定のものだけをしている」人は38.6%だったが、新型コロナ発生後は30.2%と8.4ポイント減少した。ただ、「買い溜めしていないが、したいと思っている」という人は普段は5.2%だが、現在の状況下では11.8%いた。
トイレットペーパー買い溜め、デマだと知って買っている人が9割
買い溜めをする(したい)理由としては、
「今後に備えて。曖昧なデマでも、日本人は情報や流行に流されてやすいので、いつ何が不足するかはわからない状態だと思う」(50代・女性)
「親戚の地域でなくなって欲しいと連絡があったので購入して送るため」(70代・男性)
といった声が挙がった。新型コロナ発生後、買い溜めしたもの1位はトイレットペーパー(36.7%)。2位「インスタント・冷凍食品」(34.5%)、3位「マスク」(29.9%)と続いた。
しかし、ティッシュやトイレットペーパーを買い溜めしている人の9割が、供給量が十分にあることを知っている回答した。
ヨーグルトや納豆などの「免疫力を高める食品」を買い溜めした人は4.3%。そのうち、「現在、新型コロナを予防したり免疫効果を高めると科学的に証明されている食べ物はない」と知っていた人は6割程度に留まった。
「台湾や韓国のように買える日・曜日を決めたり等なぜやらないのか」
買い溜めに対してどう思うか、については「すべきではないが、仕方がない」(60.9%)、「絶対にすべきではない」(20.9%)、「問題は全くない(個人の自由)」(18.2%)となった。
「メーカーが在庫はあると言っても、スーパーの棚に無ければ、慌てて買い溜めするしかない」(60代・男性)
「台湾や韓国のように買える日・曜日を決めたり等なぜやらないのか疑問でしょうがない。他の国を見習えと言いたい」(40代・女性)
など、自身が生活に困るため買い溜めせざるを得ない状況だという意見が多かった。買い溜めのために定価より高いものを買ったと回答した人も1割程度存在した。