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首都圏JR、”間引き運転→通常ダイヤ”で「座れる」の声

間引き運転をやめて何が変わった?

間引き運転をやめて何が変わった?

JR東日本は5月7日朝、予定していた間引き運転を取り止め、通常の平日ダイヤで運行した。GW明けの6日は、減便したことで大混雑が発生。ネット上では「小池百合子の影響で大混雑」などと不満を投稿する人も多くみられた。

ユーザーが列車の運行情報などを自由に共有できる「ジョルダンライブ!」で京浜東北線の欄を見ると、前日とは打って変わって「ゆったり立てる」という報告が上がった。中央線でも「上り、各駅停車は座れる車両もある。快速は5分遅れているもののすいている」という声が寄せられており、かなりましになったようだ。

6日朝はGW前とほぼ変わらない人出 減便だからテレワーク、とはならず

JR東日本の広報も7日朝については「遅れもなく運行できていると認識しています」と答える。国や東京都の要請に従って実施した間引き運転だったが、取り止めの判断は利用状況などを踏まえながら同社が独自に行ったという。

同社が間引き運転を実施したのは、4月30日および5月6日。広報担当者は、間引き運転中止の理由について、

「5月6日のご利用状況がGW前と比較して、通常に戻っていたので決定しました」

と経緯を説明する。

4月30日朝の山手線の利用状況をGW前の26日朝と比較すると、70~80%程度で一定の効果は確認できた。一方、5月6日朝は95~100%に利用客が増えていることが分かったという。

そのため6日朝には首都圏で大混雑が発生し、電車待ちのビジネスマンであふれかえる駅のプラットフォームの画像などがネット上で拡散した。間引き運転の効果がみられないばかりか、安全上の理由や感染対策の観点から取り止めざるを得なかった背景がうかがえる。

もともと政府はテレワークを促すことも目的に入れて減便を要請していたが、全く効果がなかったようだ。緊急事態宣言は5月31日まで延長される可能性が高いが、今後の対応にも注目が集まりそうだ。

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