黒電話マークはもはや「何かわからない」存在に? 北海道新聞がもう使わないとアナウンス | キャリコネニュース - Page 2
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黒電話マークはもはや「何かわからない」存在に? 北海道新聞がもう使わないとアナウンス

そもそも黒電話は今でも「懐かしの存在」として人気である。当の北海道新聞が2019年8月14日付夕刊コラムで取り上げていた。記者が取材先で久々に黒電話を見かけてはしゃいでしまったという、取材のこぼれ話で、筆者の内田晶子氏はこんなふうに締めくくっていた。

黒電話、身近に目にしなくなって久しいはずだが、しょっちゅう見かけているような気もして…とぼんやり考えて、はたと気付いた。記事の中に登場する電話番号のマーク「(電)」。記者のパソコンでは「でんわ」と打って変換すると、この黒電話が出てくる。なるほど毎日見ているわけだ。スマホ全盛の令和の時代になっても、やっぱり電話のイメージといったらこれなのだ。(※強調は引用者)

内田記者も、まさか3年後にこんなことになるとは思ってもみなかっただろう。

さて、NTT東日本の資料「電話機のあゆみ」によると、黒電話は1933年に「3号電話機」として登場。その後、1950年に4号電話機、1962年には600形が登場するなど改良もされていったが、プッシュ回線の普及に伴って衰退することになる。

それでも、黒電話は現役で使える。ダイヤル回線は新規契約可能だし、電話機自体も、最近の家電製品と違ってものすごくタフに作られているうえ、中古が大量に出回っているので、ラクに手に入れられるようだ。昭和レトロな懐かしい気分に浸りたくなったら、自宅用に黒電話を用意するのもいいかもしれない。

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