「ホワイト企業あるある」が純粋に羨ましい件 「パート雇用でもボーナス年2回」「年度末に有給消化しなくちゃ!と焦る」
最近、ブラック企業についての記事を何本も書いている。書けば書くほど、当事者に感情移入して憂鬱になってしまうのがブラック企業モノのネタだ。そこで今回は、これまでと全く正反対のテーマ、ホワイト企業について書いてみようと思う。
ホワイト企業。残業がほとんどなくて、給与も多くて、ボーナスの額も多く、福利厚生がしっかりしている会社のことをこう呼ぶ。「ガールズちゃんねる」には4月15日に「ホワイト企業あるある」というトピックが立っていた。その中から、確かにこれはいいなぁ、と思ったものを紹介したい。
「定時になると上司がみんな帰ろ?!!と声掛けしてくる」
まずは「ボーナスが年2回以上出る」というもの。中には夏と冬、春に年3回も出る企業もあるようで、「春は、昨年度の収益に応じて支給されて、0.5か月くらいだったりするけど、とりあえず臨時収入があるのはうれしかった」という書き込みもあった。他にも、「パート雇用だけど、ボーナス年2回あります」という投稿も。
僕はサラリーマンではないのでボーナスなんかそもそもないけど、ブラック企業に勤務している人の中には、ボーナスという概念について考えないようにしている方もいるだろう。ボーナスは素晴らしい。やっぱりお金をしっかりもらってこそ、人の心は安定する。
また、「上司が相談しやすい良い人」というのもホワイトの特徴だ。ブラック企業にだって上司はいるけど、ブラック環境に心を蝕まれて部下のことを蔑ろにする上司も少なくない。
「定時になると上司がみんな帰ろ?!!と声掛けしてくる」という書き込みもあったが、ただでさえ良い環境の職場で、さらに上司まで良い人というのであれば、働くモチベーションが下がることも中々ないだろう。次はこの投稿だ。
「(ホワイトは)義兄の勤め先だな。某大手鉄道会社。有給消化率は部署によるけどほぼ100%」
有給をしっかりと取ることを促してくれる会社こそもホワイト企業の見本のような職場だ。「旦那は毎年年度末には忙しいけど有給消化しなくちゃ!と焦っている」という投稿もあり、実に羨ましい。
社員の業績がしっかり評価されて金一封、そんな会社に勤めたかった
他にも「託児所が自社ビル内にある」「住宅補助がかなりの年数&金額出る! 借り上げ住宅が素晴らしい物件!」といった書き込みがあり、まさに別世界だ。これだけの条件をクリアするためには、会社そのものに体力があることが前提になってくる。でも、「ハラスメントがない」といった最低限のところはクリアしてもらいたいものだ。
「ホワイト企業あるある」については、個人的にホワイト企業と疎遠な生活を送っていただけに、驚くばかりであった。
特にブラック企業で消耗した思い出しかない僕にとっては、社員が企画したプロジェクトがいくら成功しても、せいぜい褒め言葉をかけるぐらいで利益を会社が吸い上げる、あの気風が何よりのトラウマとなっている。
この点でもホワイト企業は、社員の企画をしっかりと評価し、金一封を出すという風潮は当たり前のようで、ここが一番羨ましく感じられた。
社員の努力がしっかりと形になれば、その見返りが社員本人に戻ってくる。こういう会社に勤めることができていたなら、僕は物書きになることもなかったのかも知れない。
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