「健康は命より大事」 43歳現役エンジニアのアドバイスに共感する人続出「身にしみる話やでホンマ」
記事のタイトルは「キャリアが気になる、35歳以降が気になるエンジニアのみなさんに43歳現役エンジニアからたったひとつのアドバイス」。自己研鑽の重要性でも語るのかと思いきや、筆者のkwappaさんは後輩エンジニアにこんなメッセージを贈っている。
「健康は命より大事。repeat after me.『健康は命より大事。』」
ここでいう「健康」は身体面だけではなく、精神面での健康も含まれる。エンジニアは心身ともに健康であれば、35歳を超えても「なんとかなる可能性があります」というのだ。
その上で、心身どちらかに不調があると、戦う前から打ちのめされた気分になるので、まずは健康に有害なものから「少しずつ距離を取ることを考えてみましょう」と推奨。健康であれば新しい技術も前向きな気持ちで勉強でき、それがさらなるキャリアの発展につながるということだ。
何事も身体が資本というのは当たり前の話ではあるが、この投稿がはてな界隈で話題に。「ほんまこれ」「本当にそうです。心身が健康なら何でもどうとでもなるのです」といったコメントのほか、筆者の同世代のエンジニアも「1973年組としては身にしみる話やでホンマ。いのちだいじに」と激しく賛同していた。
エンジニアの5人に1人が精神に不調を抱えた経験があり
実際、エンジニアは心身を壊しやすい。仕事中は基本的にデスクの前で座りっぱなし。納期前になるとデスマーチで長時間労働と、身体に負担がかかることだらけだ。35歳という年齢も、それまでの無理が祟ってあちこちガタが来るころだ。
ITproが2010年にITパーソンを対象に実施した調査によると、心の病と診断されたことがある割合が最も高い職種はプログラマーで21.3%。次がSEで18.6%となっている。エンジニアの実に5人に1人が精神的に不調を抱えた経験があることになり、予備軍も含めると相当数いるということだろう。
はてなブックマークでは冒頭の記事に対し、著名ユーザーから「運動と瞑想の習慣が無ければ死ぬと言う事だよ。当たり前の話」といったコメントも寄せられていた。30代のエンジニアは、まずは自分の生活習慣を見なおしてみることが肝要のようだ。