焼きそば専門店ってなんで普及しないの?――ネットで話題、「塩、ソースの二択に味のバリエーションがない」という声も
焼きそば屋が少ないのはなぜか、については以前から2ちゃんねるを始めネットで話題になっているテーマだ。今回の匿名ダイアリーの投稿でも、「それ、気になってた」「たしかに少ない」と反応する人が相次いだ。
一方、「焼きそば専門店はある」というコメントもある。たしかに、福岡にはバソキ屋、首都圏にも長田本庄軒や想夫恋といった焼きそば専門店のチェーン店が出店している。
焼きそばといえば、地域おこしの一環として紹介される「ご当地焼きそば」が有名だ。ご当地グルメのイベント、B-1グランプリでも、過去に静岡県富士宮市の「富士宮やきそば」や、福島県浪江町の「なみえ焼きそば」が優勝している。当地では、こうした自慢の焼きそばを焼きそばを提供する店舗もあるため、焼きそば専門店がまったくない、というわけではないようだ。
しかし、匿名ダイアリーの投稿者が言うように、たこ焼き屋やうどん屋などに比べると、焼きそば専門店の数は少ないことは否定できず、影が薄い印象だ。
「主食なのか軽食なのか微妙」という指摘も
ネットでは、やきそば専門店が少ない理由について様々な意見が飛び交う。ラーメンやうどんなどと違い、焼きそばはこだわりや特色を出しにくい、という指摘もある。「塩、ソースの二択に麺とトッピングくらいしかわかりやすい差別化要因がない」というのだ。たしかに、これではバリエーションがつけにくい。
また、焼きそばはスーパーなどで安価に手に入り、調理も簡単なため、家で作るイメージが強い、という指摘もある。「日清とかの家庭で作る焼きそばが美味すぎる」ので、それで十分、というのだ。
中には「お好み焼き屋さんのサイドメニューという印象が強い」「主食なのか軽食なのか微妙なところ」など、料理としてのポジションの微妙さを指摘する声も出ていた。もっとも、「じゃがバタ屋も見ないしフランクフルト屋もないしあんず飴屋もないしバナナチョコ屋もない」という書き込みも。手軽なので屋台や家庭では好まれるが、外食してまで食べたいというニーズはそこまでない、といったところだろうか。
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