「スーツの集団に近づくと泣きそうになる」 スーツ恐怖症を吐露する投稿に共感相次ぐ | キャリコネニュース
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「スーツの集団に近づくと泣きそうになる」 スーツ恐怖症を吐露する投稿に共感相次ぐ

仕事で毎日スーツを着ているという人も多いだろう。しかし様々な理由でスーツを受け付けない人も相当数いるようだ。

2月18日、はてな匿名ダイアリーに「スーツが怖い」という趣旨の記事が投稿された。投稿者は、「スーツを着た大勢の人間がいる空間を見たり、その集団に近づくと本当に泣きそうになる」という。この投稿に限らず、ネット上にはスーツに忌避感を抱く投稿が散見される。

「社会の歯車とか軍隊アリみたいな言葉が浮かんで吐き気がする」

スーツが怖い?

スーツが怖い?

匿名ダイアリーの投稿者は、「スーツだらけの空間に耐えられそうにない」といい、「特に、同級生がスーツ着てるのが、死ぬほど辛いんだ」という。

学生時代の制服は大丈夫だったが、「同じ方向に向かう同じ学校の人々を見るのが辛い」と書いている。たくさんの人が同じ行動をとっているのが気持ち悪いということだろうか。

「進路やインターンシップの説明会とか、真面目にならなきゃいけない雰囲気というか」

とも書いてあり、堅苦しい雰囲気が苦手ということでもあるようだ。

この投稿に対して、「スーツ嫌いだからよくわかる」と賛同する人も多かった。やはりスーツの大群に抵抗感を感じる人は少なくないのだろう。なかには「合同説明会では、国際展示場駅から会場まで連なるスーツの群れを見て、嘔吐して帰った思い出」とかなり強烈な拒否感を感じている人もいるようだ。

また没個性的なスーツを纏ったサラリーマンの群れに吐き気を催すという人もいた。

「自分も朝の品川駅とか吐きそうになるわ、社会の歯車とか軍隊アリみたいなキーワードが頭に浮かんで」

しかし、「一様に見えるスーツのスタイルや着こなしも実は千差万別」という指摘もあった。確かにスーツと一口に言っても色も形も違うし、男性ならネクタイによって個性を出すこともできる。ただ、やはりスーツである以上、それは会社員の制服だ。どうしても着たくない人は、スーツを着なくてもよい職場を探すしかない。

「わかるー!だからスーツ着なくていい職についたよ」
「ここまで重度じゃないけど気持ちはわかる。自分はスーツを着ないといけない会社は、就職活動を通して1社も受けなかった」

面接に来る学生は全員黒のリクルートスーツ「何の宗教だよ」

学生や会社員からは、皆が同じものを着ている、暑い、肩が凝るなど様々な苦情がスーツに寄せられているが、企業で面接を担当している人も黒一色のリクルートスーツには違和感を覚えているようだ。

2ちゃんねるに立てられた「面接に来る新卒がみんな黒のスーツで怖いんだが」というスレッドには、面接担当者が次のように書き込んでいた。

「学校とかからそういう指示が出てんの? 鞄とかも全く同じ形だったりするんだけど何なの?」
「全員黒だぜ?女なんか襟の形まで同じだし。何の宗教だよ」

同じようなスーツを着た学生の群れは、人事の目にも異様に映るのだろう。ただ、「そうしないとお前らがTPOをわきまえろとキレるだろ」という突っ込みにもあったように、リクルートスーツ以外で面接に臨むのは難しいのが現状だ。

顧客と直接会う仕事でもない限り、本来スーツを着る必要はない。日本人が無用なスーツから解放される日は来るのだろうか。

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