「お茶とケーキの休憩付き」「ノルマなんて全くない」 今どきホワイト環境のアルバイト
今や社員だけでなくアルバイトの労働環境も問題になっているが、2月9日、女性向けコミュニティサイト「ガールズちゃんねる」では、「ホワイトなアルバイト」というトピックが立った。どうやらトピ主はバイト探し中にブラックな職場を見つけたようで、
「働いて見てココが良かった!など、 おすすめのアルバイトを教えてください」
と、ホワイトなバイトがないかを知りたがっている。
家庭教師は楽だった「1時間2,500円~3,000円で、1回2時間週2回」
寄せられた回答の中で多かったのが、家庭教師だ。
「1時間2,500円~3,000円で、1回2時間週2回。生徒一人で1ヶ月4万円~5万円弱。交通費は別に支給。お茶とケーキの休憩付き」
この人物によれば、家庭教師をつける目的は学校や塾の補習のため、「プレッシャーも余りなくて楽だった」という。別の人も「私も、家庭教師が1番よかった」「生徒というか親によるけど、家庭教師は良かったよ」と書いている。有名大学の学生か卒業生であれば時給も上がり、拘束時間は長くないのでメリットを感じる人はいる。
ほかには、「大きめな書店 ベテランバイトも沢山いるし、人数に余裕がある」「本屋が良かった、客少ないし」など、書店と答える人もいた。人数がいればレジが混雑することはなく、品出しや発注が済んでいれば、1~2時間ほど棚整理だけすればいいという理由が挙がっている。「暇すぎると逆にツライ笑」という意見もあるほどだ。
面白いバイトとしては、遺跡調査が挙がっている。条件は「朝9時~16時勤務で午前、午後に小休憩が2回。一日7000円。交通費別」で、仕事の詳細は次のようなものだったという。
「雨の日は休み 土をいじるイメージだと思うけど、出てきた遺跡を洗って選別する作業があって、その作業は女性が担当する。 ゆるい現場だったから、一日中おしゃべりしながら作業してた」
「仕事内容ではなく、上司や店長が良い人ならホワイトに感じる」
ブラックバイトといえば、コンビニや飲食店が有名だ。今年1月にも大手コンビニチェーンでバイトをする高校生がシフトを病欠したところ、給料から罰金を引かれたとして問題になった。
だが意外にも、そんなコンビニや飲食店のバイトをホワイトだと書く人もいる。コンビニでバイトをしていたという人物は、「ノルマなんて全くなかったし、 休むときに代わりを探せなんて言われたことなかった」と振り返っている。
また飲食店バイトをしていた人物も、体調が悪いときは休みを取れ、時間になったらすぐ帰れたという職場環境を綴っている。スーパーでバイトをしていた人物も、急用があればシフトを変更してもらったり、都合によって勤務時間を短縮してくれるなどの配慮をされたという。
その理由についてこれらを書いた人物は「ブラックかホワイトかって、結局経営者次第ってことかな」「結局、店長次第だと思う」と考えている。トピック内でも、
「仕事内容ってあまり関係ないのかもね 周りが(特に直属の上司や店長)良い人ならホワイトに感じる」
という意見もあった。「事業は人なり」という言葉の通り、ホワイトなバイトかどうかは、責任者の人柄や考え方によっても大きく左右されるのだろう。