今年の新入社員「ポケモンGO型」に呆れる人続出 「メディアは取り上げるのをやめろ。馬鹿なのか?死ぬのか?」
日本生産性本部の「職業のあり方研究会」は、若者の就労支援や教育の専門家らで構成されている。1973年から毎年、新入社員を「○○型」と名付けてきた。かつては「お子様ランチ型」(1978年)、「日替わり定食型」(1986年)といったネーミングもあったが、近年では「ロボット掃除機型」(2013年)、「ドローン型」(2016年)、「消せるボールペン型」(2015年)と流行に便乗しただけの安易なものが目立つ。
コラムニストの小田嶋隆さんは、毎年発表される「〇〇型社員」に対し、「どんなにつまらないオヤジギャグであっても、『○○型社員』よりつまらないということはあり得ない」とかなり手厳しい。
「オレが入社した年に日本生産性本部の馬鹿がオレらに貼ったレッテルは『コインロッカー型社員』というゴミネタだった。『死ね』と思った」
「コインロッカー型」は1980年の新入社員を表した言葉だ。「小じんまりと画一的で、外見も反応もすべて同じ」という理由で付けられたという。
小田嶋さんは、生産性本部そのものだけではなく、これを取り上げるメディアにも怒りの矛先を向ける。
「なんでこんな生産性のないことをやり続けているのか」
ちなみにキャリコネニュースでは3月23日、日本生産性本部が発表するやいなや「今年度の新入社員は『キャラクター捕獲ゲーム型』」という記事を公開した。配信先のニコニコニュースでは「毎年こういうの考えるやつはアホだろ」というコメントが寄せられた。
NHKの報道に対しても「(これ)ほど生産性の感じられない仕事も少ない」と呆れる人が続出している。
「なんでこんな生産性のないことをやり続けているのか」
「生産性にカケラも貢献しない言葉遊びしてることにイラッとする」
新入社員の特徴を的確に分析するならばまだしも、流行したポケモンGOに準えてみたところで何の役にも立たない。多少なりとも面白ければ救いようもあるが、「ダダスベリ」していて少しも笑えないと感じている人が大多数のようだ。