【まじかよ】今の10代は「あいのり」「プリント倶楽部」を知らないことが判明 「エンタの神様」ですら3人に1人は知らない
マクロミルは7月11日、10代の”流行りモノ”ランキングの調査結果を発表した。調査は7月4~5日、15~19歳の男女1000人と、20~59歳の男女1000人を対象に実施した。
20代は「エンタの神様」、30代は「たまごっち」が1位
20代250人に「10代だった頃の”流行りモノ”」を聞くと、トップ5は以下の通り。
1位「エンタの神様」「トリビアの泉」(同66.4%)
3位「プリクラ」(63.6%)
4位「学校へ行こう」(61.6%)
5位「ポケットモンスター」(61.2%)
他にも「野ブタ。をプロデュース」(60.4%)、「花より男子」「あいのり」(同52.8%)などテレビ番組が多くランクインしていた。
これらの「20代が10代だった頃の”流行りモノ”トップ15」に対して、イマドキ10代の認知率を聞くと最も多かったのは男性アイドルグループの「嵐」(90%)。
一方、最も低かったのは恋愛バラエティ番組の「あいのり」(32.6%)だった。1999年10月から約10年間放送された長寿番組だが、98年以降に生まれた今の10代には知られていないようだ。
同様に30代250人に「10代だった頃の”流行りモノ”」を聞くと、
1位「たまごっち」(74.4%)
2位「小室ファミリー」(70.4%)
3位「ルーズソックス」(69.6%)
4位「アムラー」(65.2%)
5位「プリント倶楽部」(64.8%)
と続く。この年代は他に「MD」(53.2%)、「ポケベル」(48.8%)などの商品名や、「シノラー」(48.8%)、「コギャル・マゴギャル」(48.8%)など人の性質を表す言葉が多かった。
これらのトップ15に対し、10代が最も知っていたのは「たまごっち」(87.6%)で、ワースト1は「コギャル・マゴギャル」(17.6%)、次いでルーズソックスをベストな位置に固定できる「ソックタッチ」(19.8%)となった。
また小室哲哉さんがプロデュース・楽曲提供した歌手たちを呼ぶ総称「小室ファミリー」(31.2%)、歌手の安室奈美恵さんのファンションを模倣した「アムラー」(32.6%)、篠原ともえさんのようなファッションをした「シノラー」(24.3%)も知名度は低い。プリクラの先駆けである「プリント倶楽部」(31.1%)もあまり知られていないようだ。
10代のトップ3はSNS 「卍」「はじめしゃちょー」もランクイン
また40代ではトップ3が「『オレたちひょうきん族』」(67.6%)、「光GENJI」(65.6%)、「おニャン子クラブ」(64%)だった。10代からの認知率も「光GENJI」(66.9%)、「おニャン子クラブ」(65%)が高かった一方で、おニャン子クラブを輩出した「『夕やけニャンニャン』」(9%)は知られていないようだ。
50代は「ピンクレディー」(73.6%)、「山口百恵」(72.8%)、「スペースインベーダー」(63.6%)が流行りモノとして支持されている。しかし10代からは、昭和の学生鞄「マジソンバッグ」(0.7%)、熱狂的な社会現象を起こしたスコットランド出身のアイドルグループ「ベイ・シティ・ローライズ」(1%)の他、すその広がったズボンである「パンタロン」(3.5%)や、郷ひろみさん・西城秀樹さん・野口五郎さんのビッグスリーを指す「新御三家」(11.8%)など、世代が離れているためか全体を通して知名度は低い。
そんなイマドキの「10代”流行モノ”ランキングトップ20」を見ると、1位は「LINE」(75.8%)で96.7%の10代が利用している。次いで「You Tube」(72.5%)、「Twitter」(65.1%)と上位3位はSNSが占めていた。
他にも顔認識カメラアプリ「SNOW」(29.5%)、フリマアプリ「メルカリ」(28.4%)や、調子に乗ったりテンションが上がったときに使う「卍」、ユーチューバ―の「はじめしゃちょー」(11.6%)や将棋の「藤井聡太四段」(11.5%)などがランクインしていた。