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「仕事と育児を両立させる女性の影で私は独身」匿名ブログに同情集まる 「誰が悪い?国が悪い?何が正解?」

生き生きママ……

生き生きママ……

10月22日にも匿名ダイアリーに「まさにイキイキママが産休を3回取ってる間に10年が経ち、こっちは独身」というエントリーが寄せられ、

「なんで自分は結婚出来なかったのかと考えたが、結局『他人に迷惑をかけちゃいけない』という日本古来の教育を受けて、深くそれが染みついてて、そのために自分を犠牲にする人間はこうなる」

と心境を吐露した。

投稿者は真面目な性格なようで、「私まで休んだら会社に迷惑がかかる」という思いから恋愛や結婚に二の足を踏んできたことを明かした。さらに誰かが産育休を取得した場合のフォローは周りがやるという現状に不満を抱き、会社や国が構造的にどうにかする必要があることを指摘。このように心の内を綴った。

「そう思ってしまうとプライベートを捨てて頑張る羽目になる。ある程度わがままに、自分のやりたいことのために周りに迷惑かけてもいいんだ!と思える人がイキイキママなんだろう」

「結婚を諦めた人は一方的に負担を押し付けられる」

これに対しては、「ただただ断る勇気がない人の話」「自分が悪いと思ってんなら悪意のあるタイトルつけんな」など批判的な意見があったが、投稿者に同情する声や、国や会社が設ける制度の問題点を指摘する声も多い。

「自分が悪い?我侭ママ社員が悪い?国が悪い?会社が悪い?どうするのが正解?と色々考えながら自分を守って必死で働いている、よくいる現代の女性社会人の姿って感じだ」
「結婚を諦めた人は一方的に負担を押し付けられる構造。率直に言ってクソですね 」

一方で妊娠・出産をする女性も楽ではない。厚労省が2015年に発表した就業経験がある25~44歳女性を対象に行った調査結果では、45.9%が「妊娠・出産を原因として不利益な扱いを受けた」と回答している。女性の上司や同僚から嫌がらせを受けるケースもある。周囲に申し訳ない気持ちを抱えながら働く女性も少なくない。

政府は子育て支援に力を入れるが、現場ではこのような不公平感が漂っている。もっと働きやすく、もっと安心して結婚や育児ができる社会になって欲しい。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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