「最強」と噂される任天堂法務部がコロプラ「白猫プロジェクト」提訴 「無茶苦茶強いらしい」とネットざわつく
任天堂法務部はこれまでも数々の訴訟に勝利し「最強」と称されている。過去の報道を見ると、1982年には米映画会社ユニバーサル・スタジオから、任天堂の「ドンキーコング」が「キングコング」の商標を侵害しているとして訴えられたものの、見事勝利を勝ち取っている。
このとき、任天堂側は、ユニバーサル・スタジオがそもそも訴える権利を持っていなかったことを突き止めた。キングコングの権利関係は複雑に入り組んでおり、ユニバーサル・スタジオは「キングコング」製作時に商標権を取得できていなかったのだ。
また、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」が特許を侵害しているとしてトミタ・テクノロジーから提訴されたこともあったが、2016年には特許侵害はなかったという判断が米連邦地裁によって下されている。
他にも、2008年には他のゲームメーカーと共同で、ゲームソフトを不正にコピーしたデータを利用できる「マジコン」の輸入販売御者を提訴。2013年に東京地裁が、輸入販売の差し止めと業者に約9500万円の賠償金支払いを命じる判決を言い渡した。一部の業者が控訴・上告していたが、最高裁は2016年に上告を棄却。任天堂側の勝利に終わっている。
こうしたことから、ネットでは、
「任天堂の法務部って無茶苦茶強いって話だからなぁ」
「強いぞぉ任天堂法務部は……。大抵の場合勝てる戦いしかしないし……」
と言った声が上がっている。
とはいえ同社法務部も負けたことがないわけではない。同社は、マリオカートに模した公道カートのレンタルを手がける「マリカー」の商標取り消しを申請したものの、2017年1月に特許庁に棄却されている。「白猫プロジェクト」はどうなってしまうのだろうか。