ゴディバの新聞広告「日本は、義理チョコをやめよう」が話題 「あげる方ももらう方も面倒がっている」と共感の声
こうした女性たちを見てきたゴディバは、
「もちろん本命はあっていいけど、義理チョコはなくてもいい。いや、この時代、ないほうがいい。そう思うに至ったのです」
と義理チョコの廃止を提案している。しかし職場でチョコを配ることが慣例になっていると、そう簡単にはやめられない。そこで、会社の役員や経営層に”義理チョコはいらない”と発信するよう呼び掛けている。
「男性のみなさんから、とりわけそれぞれの会社のトップから、彼女たちにまずひと言、言ってあげてください。『義理チョコ、ムリしないで』と」
この広告はネットで話題になり、「いいね!本当にいいね!」と絶賛する声が相次いでいる。
「会社勤めの人が人間関係調整でチョコ配らされる風潮には誰かがNOを言わなきゃいけないからこの広告は素晴らしい」
「あげる方ももらう方も面倒がっているのが本年(ママ)なのになぁ」
女性からだけでなく、男性からも「義理チョコはお返し面倒だから金輪際やめてほしい」といった共感の声が上がっている。
また、広告にあった「義理チョコ、ムリしないで」という文言では弱いと感じたらしく、「『義理チョコ禁止』とバッサリ断言の方がありがてぇ」という意見も出ていた。
女性の約3割が義理チョコを用意すると回答 贈る相手は父親や男性上司
リサーチバンクが2015年に発表したバレンタインに関する調査結果によると、20~59歳の女性1000人のうち30.3%がバレンタインに義理チョコを用意すると回答している。義理チョコの予算としては、500~1000円未満が45.2%で最も多い。義理チョコ1つ1つはそれほど高くなくても、いくつも配るとなれば、経済的な負担が増すことがうかがえる。
また義理チョコをあげる相手を聞いたところ、1位が「父親」(43.6%)で、2位が「その他家族」(29.4%)。次いで3番目に多いのは「男性上司」の27.7%だった。