東京都の「子どもの受動喫煙防止条例」知っている保護者は3割のみ 4月1日施行前に周知進まず | キャリコネニュース - Page 2
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東京都の「子どもの受動喫煙防止条例」知っている保護者は3割のみ 4月1日施行前に周知進まず

子どもの健康も自分の楽しみも守りたいのが本音

子どもの健康も自分の楽しみも守りたいのが本音

調査は全国の346人が対象。現在も喫煙習慣がある保護者は、男性で30.9%、女性で9.5%だった。

都の条例への賛否は、喫煙習慣ごとに回答が別れた。「賛成」が84.2%と最も多かったのは、たばこを吸わない、吸ったことがない人のグループで、次いで「以前吸っていたが今はやめた」「禁煙中」「吸っている」の順に少なくなる。

一方、反対が最も多かったのは「禁煙中」のグループで11.8%。「どちらとも言えない」の回答割合が48.9%と最も多く占めたのは「現在も吸っている」人たちだった。「どちらとも言えない」と回答した人は、自分の楽しみと子どもの健康の間で板挟みになっているようだ。

「さすがに子どもの前では吸わないけれど、家庭内でも吸えないってなると、吸ってる人の気持ちを考えたら楽しみのタバコがそれほど制限されるならやっぱり困る」(2歳女児の父親)
「タバコはよくないのはわかるが自分も吸うのでなんとも言えない」(2 歳・3 歳女児の母親)

現在喫煙習慣のある人の94%は、既に家庭での喫煙時、「換気扇の真下で吸う」などの工夫をしているという。子どもへの健康被害を減らそうと努力しているのに、まだ厳しくなるのか、といった不満があるのかもしれない。

飲食店の分煙を「不十分」と感じる割合が高いのは、以前吸っていて今はやめた人たち

都の条例への賛否とは別に、調査では、飲食店の分煙対策の満足度も聞いている。「大変不満」「やや不満」を合わせた割合が最も高かったのは「以前吸っていたが今はやめた」グループで43%。不満の理由には、

「見た目だけ分離してますよって感じで全然換気が追いついていないことが多い」(0 歳女児の母親)
「煙はこなくても衣類のにおい等で不快な思いをしたことがある」(2 歳女児の父親)

などが上がっていた。不満を感じている割合が最も低かったのは「禁煙中」のグループだった。

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