「5000円でスプラトゥーンみたいなゲームを作って」 ランサーズのトンデモ案件にネット騒然
クラウドソーシングの「ランサーズ」に3月21日、「スプラトゥーンのようなゲームを作って欲しいのですが。」という仕事の依頼が掲載され、注目を集めている。
「スプラトゥーンと#コンパスを合わせたようなゲームアプリを作りたいのですが、フィールドはスプラトゥーンのような立体感のあるものにして、#コンパスのようなカード形式で移動やHP 回復をさせたいんです。もし、興味を持って開発出来てプレイストアで売れるようになったら、売上の何%か報酬としてもらいたいです」
人気ゲームを2つも合わせたようなゲームアプリの開発はかなり大変そうだ。しかし納期は1か月後の「2018年4月21日」に設定されており、報酬は最大で5000円だという。ネットでは、「未だにこんな案件が出てるのか」と呆れる声が続出している。
「提案するアプリに自信があるのでプレイストアに出品出来たら、お金は入ってきます!」
「スプラトゥーン」は任天堂の大ヒットゲーム。昨年7月にはニンテンドースイッチで「スプラトゥーン2」も発売された。開発には、アイデア出しだけで半年程掛かっているという。
「#コンパス」とは、の「#コンパス 戦闘摂理解析システム」のことで、こちらも500万以上ダウンロードされている人気作だ。
依頼を出したのは、大阪府の「30代前半男性」。掲載されていた仕事内容によると、「開発の範囲」、「開発の継続性」ともに「分からないので、相談して決めさせていただければと思います」となっている。依頼者はゲーム開発についてあまり詳しくないようだ。ターゲット像も「10代、20代、30代」「男性、女性」とあり、極めてざっくりとしている。
3月21日には、あるユーザーが「プロジェクト全体で5000円以下ですか!?」と質問している。依頼者は、
「提案するアプリに自信があるのでプレイストアに出品出来たら、お金は入ってきます!アイデアだけでも聞いてもらえませんか?」
と回答している。とにかく、スプラトゥーンとコンパスを合わせたゲームというアイデアに自信があるようだ。現在、この依頼には閲覧制限が掛かっており、招待ユーザーのみが閲覧できるようになっている。
「パクリの分際でアイデアに自信があるだと?」
仕事内容、報酬ともにかなりアレな案件だが、ネット上ではすぐに話題に。
「『バンドメンバー募集&当方未経験ですが口だけ出します。報酬はこちらの仕切りで払います。5000円』みたいな例えにするとヤバさが分かる」
依頼者が「提案するアプリに自信がある」と書いていることについて、「パクリの分際でアイデアに自信があるだと?」と突っ込んでいる人もいた。
ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングのサイトには時折、このようなトンデモ案件が出現する。昨年9月には、5~10万円で「地図機能付きアプリの開発」をしてほしいという依頼が掲載されていた。しかも納期は4日後。ネットユーザーからは「わいの会社で見積もるとしたら500万から1000万」「1週間で作るのは無理」といった声が上がっていた。