女子高生の制服の歴史は「変形」→「着崩し」→「多様な着こなし」 学校制服に関する意識調査 | キャリコネニュース - Page 2
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女子高生の制服の歴史は「変形」→「着崩し」→「多様な着こなし」 学校制服に関する意識調査

どんな制服でした?

どんな制服でした?

男性の着用していた制服の種類を世代別に比較すると、中学はいずれの世代も「学ラン」が多い。高校時代は30~35歳の”プレッシャー世代”まで「学ラン」率が高かったが、25~29歳の”ゆとり世代”からは半々となっている。

女性は、中学は”ゆとり世代”までは「セーラー」が多かったが、18~24歳の”さとり世代”以降は「ブレザー」が多くなる。高校はどの年代も「ブレザー」が多い。

まだ男女に「学校が好きか否か」を聴くと、「好き」の割合は68~70歳の”団塊世代”が高い。そこから43~47歳の”団塊ジュニア世代”になるにつれ「好き」が減少し、16~17歳の”現役高校生”になるにつれ増加する傾向がある。

同社は、好き度が高い団塊世代は「楽しかった」という声が多いが、「学校が荒れていた」という回答も多かったため、良くも悪くも活発な世代だったと推測。一方、好き度が低い団塊ジュニア世代は「第二次ベビーブームで受験戦争が厳しかった時代」として、校風・人間関係・教育方針すべての規律が厳しかったことが背景にありそうだとしている。

今の高校生の制服は”ちょい足しカスタム”がポイント

「制服の着こなし経験」については男性より女性の方が多い。変遷をたどると、53~57歳の”新人類世代”はロングスカートにするなど「ルールを破ることがかっこいい」変形制服時代だった。

そして36~42歳の”氷河期世代”によるスカートを短くしてルーズソックスを履くなど「流行を追う」着崩し時代を経て、ゆとり世代以降、ブレザーにパーカーやカーディガンを着る、自分らしいスカート丈と靴下のバランスにする「多様な着こなし」へ変化している。

同社は近年の「何かをプラスして楽しむ」着こなしは、「サブウェイやスターバックス、携帯ケースなどの『ちょい足しカスタム』な世相とも通じている」としている。ロングスカートやルーズソックスなど一辺倒な流行から、「”自分流”を重要視する現代世相が浮き彫りとなりました」とコメントした。

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