就活生の約7割「企業の情報を知って志望度が下がった」経験あり 「ネット上の評判悪かった」という理由で敬遠する人も | キャリコネニュース
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就活生の約7割「企業の情報を知って志望度が下がった」経験あり 「ネット上の評判悪かった」という理由で敬遠する人も

就職活動が解禁されてから1か月以上が過ぎた。マイナビは4月12日、2019年卒業予定の学生を対象とした「2019年卒マイナビ学生就職モニター調査 3月の活動状況」の結果を発表した。調査は3月26日~4月1日、2019年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生にインターネットで行い、2672人から回答を得た。

「企業にエントリーした」と答えた学生は96%で、「1次面接を受けた」学生はおよそ6割(59.5%)、さらに「1次面接の結果通知を受けた」(47.4%)など、前年より早い進捗になっている。そんな中、「企業の情報やデータを知って志望度が下がった経験」のある学生は、69.7%(前年比1.0pt減)と、約7割もいるという。(文:okei)

「労働条件が悪かった」「イメージと実際の仕事とのギャップがあった」

働き方、労働に対する価値観がどんどん変わっています

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志望度が下がった経験のある学生に「志望度が下がった理由」(複数回答)を聞くと、下記の回答が上位にきた。

1位:「労働条件(給料、残業等)が悪かった」(40.8%)
2位:「勤務地や転勤などの条件が合わなかった」(34.1%)
3位:「イメージと実際の仕事(事業)とのギャップがあった」(28.9%)
4位:「ネット上での評判が悪かった」(25.3%)
5位:「希望職種での募集がなかった」(25.1%)

次いで、「離職率が高かった」(21.9%)、「将来性を感じなかった」(21.9%)、「自分の成長が思い描けなかった」(20.1%)、「人事担当者に魅力を感じなかった」(19.3%)、「先輩社員に魅力を感じなかった」(16%)との答えだった。

ちなみに、「2月以前にインターンシップに参加したことがある」学生は78.0%(前年比9.8pt増)と多くの学生が職場体験しているため、参加した際に失望する場面があったのかもしれない。インターシップを実施する企業は年々増加している。

「長く働きたい」が減少の一方、「転職もいとわない」は増加

「希望する働き方」については、全体の72.1%が「新卒で入社する会社で長く勤めたい」を選んだ。しかし前年より2.8pt減少し、3年連続で減少している。

一方で「キャリアを優先して転職もいとわない」は19.2%(前年比1.6pt増)で、こちらは3年連続で増加した。多くの学生が安定を望みつつ、終身雇用をアテにしない意識も少しずつ高まっているようだ。

「採用活動で企業に公開して欲しいデータ」は、1位が「基本給(各種手当てを含まない給料)」(62.9%)、2位が「今年度の採用予定人数」(59.8%)、3位「各種手当て(残業代や通勤、住宅手当等)」(56.6%)で、すべてが前年より割合が増えている。

企業の情報を知って志望度が下がった理由と併せて考えてみると、やはり2019年卒の学生が「労働条件」を重視し、厳しくチェックしていることがうかがえた。

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