日大学長が就活への影響懸念し文書掲載 採用担当者に「従前と変わらぬご高配を賜りますよう伏してお願い申し上げます」
日本大学は5月29日、大塚吉兵衛学長の名前で、採用担当者向けのお願い文を掲載した。タイトルは「日本大学学長から採用ご担当者の皆さまへ(お願い)」。同大学アメフト部の悪質タックル問題で学生の就活に悪影響が出るのを恐れてのものだ。【日本大学の口コミはこちら(キャリコネ)】
お願い文は、冒頭で一連の問題を謝罪し、「今回の件を本学教職員一同、深刻に受け止め、学生の支援に今まで以上に最大限の努力を尽くし、また、一日も早く皆さまからの信頼の回復が図れますよう努める所存でおります」とコメント。就活中の学生について、
「就職活動中の本学学生はこれまで勉学に励み、真摯に学生生活を送ってまいりました。採用ご担当の皆さまにおかれましてはこの点をご理解いただき、本学学生の就職活動へのご支援につきましては従前と変わらぬご高配を賜りますよう伏してお願い申し上げます。略儀ではございますが、どうか今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」
と述べている。
学生向けの文書では、アメフト部の問題を巡る大学の対応の遅さを謝罪
また同日、同大学生部は就活中の学生向けにコメントを掲載している。こちらは、様々な報道が飛び交う現状に「大学の対応が遅くなりましたこと、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で、
「就職指導課では、学生の皆さまの就職活動への影響が最小限となるよう、企業・団体の採用担当者に従前どおりのご配慮をお願いしていますので、学生の皆さまは臆することなく引き続き就職活動に励んでください」
「就職指導課では、皆さまの就職活動を最重要課題と考えておりますので、是非ご相談ください。就職指導担当教員並びに就職指導課スタッフ一同、最大限の努力をいたします」
と宣言している。