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稲田朋美、「憲法教という新興宗教」とツイートし炎上 国会議員の「憲法尊重擁護義務」に違反か

稲田朋美議員のツイッター公式アカウント

稲田朋美議員のツイッター公式アカウント

この日、日本会議中野支部は中野サンプラザで「第2回安倍晋三内閣を勝手に!草の根で応援する夕べ」というイベントを開催した。稲田議員に加え、古賀俊昭都議会議員や評論家の加瀬英明さんが講演を行った。この中野支部の支部長を務めるのが、内野経一郎弁護士だ。

稲田氏のツイートに対しては、憲法尊重擁護義務違反ではないかという批判が相次いだ。藤本一郎弁護士は、「『憲法教という新興宗教に毒されず』という表現を公務員であり国会議員であり法曹である者が発言するとは、残念であり、呆れてしまう」とツイートし、国会議員や公務員には「憲法尊重擁護義務」があることを指摘した。

憲法99条では、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」としている。国会議員の稲田氏には当然、この義務が課せられていることになる。

ジャーナリストの布施祐仁さんも同日、「こういう認識の人が防衛大臣をやっていたことに改めて震撼する」と批判している。

問題となった稲田氏のツイートは7月30日の午前11時頃にはまだ残っていたものの、同日午後13時現在、削除されて閲覧できなくなっている。

ツイッターアカウント開設した当初は杉田水脈議員を批判していた

稲田氏は2017年7月、都議会議員選挙での失言や南スーダンPKOの日報問題が重なり防衛大臣を辞任している。その直前に実施された都議選では、自民党の立候補者の集会で「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」と演説した。

自衛隊法では、自衛隊員が選挙権の行使以外の政治的行為をすることを制限している。稲田氏の発言は自衛隊が組織として特定の候補者を支援していると受け取られかねず、自衛隊法に抵触する疑いがあるとして批判を浴びた。

稲田氏は24日にツイッターの公式アカウントを立ち上げたばかり。最初の投稿では、杉田水脈議員のLGBTに対する差別発言を批判し、「私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だと信じる」と主張していた。

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