医師の6割「熱中症患者が増えている」 多いのは「エアコンを使用しない高齢者」「部活動の学生」 | キャリコネニュース
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医師の6割「熱中症患者が増えている」 多いのは「エアコンを使用しない高齢者」「部活動の学生」

メドピアは8月7日、熱中症患者についての調査結果を発表した。調査は今年7~8月に同社運営の医師専門コミュニティサイト「MedPeer」で行い、医師2062人から回答を得た。

熱中症患者は増えていると感じるかを聞くと、「どちらかというと増えている」「増えている」の合計が60.4%となった。臨床現場において熱中症患者が増えていると感じる医師が多いようだ。

「朝起きたら亡くなっている方もおりました]

例年より増えている実感として、具体的には

「メッチャクチャ増えていますよ!救急車は、行政も病院も年平均の倍!熱中症の入院(救急科)患者数は例年の3倍!」(50代、救急医療科、勤務医)
「今年になり何人も亡くなりました。高齢者が日中畑をすることをやめさせたいのですが…。朝起きたら亡くなっている方もおりました」(50代、家庭医療、勤務医)

などの声が寄せられた。また「とりあえず、どんな主訴で来ても『熱中症じゃないですよね』『熱中症が心配だから点滴して下さい』という患者さんが増えています」(50代、アレルギー科、開業医)という声も少なくはない。

熱中症患者の例では「エアコンを使用しない高齢者」「大工や農業など室外での肉体労働者」「部活動をしている学生」が多くあがった。熱中症の予防については「『涼しい環境!』これに尽きます!」(50代、アレルギー科、勤務医)とコメントする医師も。さらには、

「マスコミの報道の影響もあって少し体調がすぐれないと熱中症ではないかと心配して受診する人が増えている」(60代、一般内科、勤務医)
「確かに暑いし十分な配慮は必要です。メディアであれだけ煽られれば受診者も増えます。メディアは『エアコンをしっかり』と訴求してほしい」(60代、消化器内科、勤務医)

などマスコミの影響があると感じている人も少なくない。

暑くて外出控えるのか「例年の方がこの時期熱中症患者が多く感じた」という声も

一方、「例年通り」(20.8%)と回答した人からは、「熱中症ですか?と受診する件数は増えているが、本当に熱中症なのは例年通りくらい」(40代、小児科、勤務医)という声があがっている。「どちらかといえば減っている」「減っている」の合計は2%に留まっており、

「熱中症に気を付けている人が増えている印象がある」(40代、一般内科、勤務医)
「マスコミの影響か、あまりにも暑すぎて用心して不要の外出を避けている人が多い気がする。例年の方がこの時期熱中症患者が多く感じた」(40代、一般内科、勤務医)

という声が寄せられた。

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