田村淳、Uberの良さ語る「運転手が評価されようと努力する。良い接客をしようという意識が高い」
現在、世界的にシェアを拡大している配車アプリ「Uber」。だが、日本では営業活動が許可されていない自家用車を、タクシー代わりに利用することが禁止されている。Uberの進出はまだ先になりそうだ。
こうした中、9月28日に放送された「田村淳の訊きたい放題」(MX系)では、田村淳さんがUberの良さについて語った。田村さんはアメリカに行った際に利用したそうで「僕はUber大好きです」と。(文:石川祐介)
「日本のタクシー業界も、評判の高い運転手は運賃を高く取るとか差別化すべき」
鈴木奈々さんから「不安じゃないですか?なにかされたらどうしようとか」と聞かれた田村さんは、最初は不安だったが、使ったら安心したと話す。
「(来た運転手は)おばあちゃんだったけど、星(編集部注:Uberの評価指標)がすごく付いていた。水とか出してくれた。努力もするわけですよ、評価されたいから」
Uberでは運転手に評価を付ける制度がある。そのため、通常のタクシー運転手よりも「良い接客をしよう」という意識が高いのだという。
エコノミストの永濱利廣さんも「私もいいと思いますよ」とUberを評価する。「運転手の評価をユーザーが見れるのであれば、それこそUberだけじゃなくて。日本のタクシー業界って運転手の評価がわからないから」と、日本のタクシー業界でも運転手を評価する制度を導入して欲しいと主張していた。
田村さんは自身の経験上、運転手の中には「この人嫌だなって思う人もいる」という。しかし、タクシー乗り場では後ろに人が並んでいることも多く、状況を考えるとその運転手を見送るわけにもいかない。永濱さんはこれを受け、
「(タクシー業界でも)評判の高い運転手は、運賃を高くとっても良いとか。逆に、評判の低い運転手は安くしたりとか。そういった差別化をやっていったほうが良い」
と提案していた。
「あと数年でライドシェアは広がる」トラブルリスクを把握した上で利用するべき
ジャーナリストの町田徹さんは今後の動向について、「Uberは広がっていくと思います。ここから2、3年でUberも含めてライドシェアリングが増えていくと思います」と予想していた。ただ、
「何かあった時、タクシーに乗っていればほとんどの場合タクシー会社が賠償してくれますけど、Uberの場合は運転手に(賠償金を支払えるほどの)お金があるかどうかはわかりません。そういった事も含めて使わないと」
と、タクシーとは違ったリスクもあると指摘。田村さんは、難しい表情を見せながら相槌を打っていた。