アマゾン「残業をしなくても、評価に関わることはない」 カスタマーサポートの残業が少ない会社ランキング
1位:アマゾンジャパン(残業9.3時間/月)
――電子商取引のリーディングカンパニー。カスタマーサービスはデジタル担当、システムサポート担当も活躍。札幌、仙台、福岡のオフィス勤務のほか在宅勤務も可能
「年間残業時間は減少しており、働きやすい環境です。また、待機人員が多い場合は、時短で帰ることも可能です」
(カスタマーサポート/20代後半男性/年収240万円/2017年度)
「残業は、ほぼありません。残業があったとしても強要されることはありません。したくないのならしない、評価に関わることはありません」
(その他カスタマーサポート関連職/40代前半男性/年収240万円/2016年度)
2位:エヌ・ティ・ティ マーケティング アクト(残業9.7時間/月)
――NTT西日本グループの一員で、コールセンター事業などを展開。最新ICT技術を活用した業務効率化などを推進しており、現在は名古屋市と協力してAIによるコールセンター高度化に向けた実証実験も
「勤務時間は3交代制で夜勤もあるが、21時で終わるためそこまで苦痛ではない。休日出勤はない。過重労働にならないように厳しく管理されている」
(コールセンタースタッフ/20代後半女性/年収300万円/2015年度)
「残業については自分の裁量次第。定時で終わって結果(売上げ・コール数・クレームなし)を出すのが一番評価される。残業をしているからといって『頑張っている』とは評価されない」
(コールセンタースタッフ/30代前半男性/年収300万円/2013年度)
3位:かんでんCSフォーラム(残業12.0時間/月)
――関西電力グループで、マーケティング、コンタクトセンター、IT・コミュニケーションを事業の3本柱に据える。業務では電話対応に加え、インターネットやWebなどのツールも活用
「労働時間の管理については厳格であり、全社でサービス残業は認められない」
(コールセンタースーパーバイザー/30代後半男性/年収428万円/2015年度)
「基本的に残業はありません。プライベートを重視したい人やコールセンター業務が苦手でない方はおすすめです。有給休暇も100%取れます。1か月単位でシフトを決めていきます」
(コールセンタースタッフ/30代前半男性/年収260万円/2012年度)
KDDIエボルバ「コンプライアンスに厳しく、サービス残業は絶対にできない」
4位:富士通コミュニケーションサービス(残業13.3時間/月)
――企業向けのヘルプデスクサービスから事業をスタートし、現在もコンタクトセンター・ITサポートのアウトソーシングサービスを提供。会社を挙げてワークライフバランス支援に取り組む
「残業や休日出勤はきちんと労務管理されており、36(サブロク)協定は厳守されております。持ち帰って仕事するといったこともほとんどありません。ただアウトソーシング業であるため、配属される部署によってこの辺りは一概に良し悪しを付けられず、富士通コミュニケーションサービスという社名で一括りできません」
(コールセンタースーパーバイザー/40代前半男性/年収400万円/2017年度)
「残業代は1分単位で支給されるため、残業代に関する不満やストレスはありません。また、昨今の長時間労働の煽りを受け残業40時間以内が徹底されています」
(カスタマーサポート/20代後半男性/年収392万円/2017年度)
5位:KDDIエボルバ(残業14.6時間/月)
――コンタクトセンターのBPO事業やITソリューションの提供などを行う。コールセンター業務とは別に資格取得の勉強や音楽活動などを行っている社員が多く、会社がそれを支援する仕組みも
「私が知る限りでは、何一つ問題はありませんでした。残業手当なども適切に出ましたし、サービス残業などもしたことはありません。労働基準法はしっかりと守っていましたので、企業としてはかなりホワイト寄りではあるかと思います。部署によって違いが大きいようですが」
(コールセンタースタッフ/30代前半男性/年収300万円/2015年度)
「コンプライアンス関係は非常に厳しい会社なので、サービス残業は絶対にできない環境です」
(コールセンタースーパーバイザー/20代前半女性/年収460万円/2015年度)
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に職種「カスタマーサポート」のユーザーから給与・残業情報が10件以上寄せられた企業。対象期間は、2014年4月1日~2018年3月31日。
※本ランキングはユーザーが投稿したデータをもとに作成しており、企業が公開している残業時間データとは乖離していることがある。