火曜日に帰るというから、3泊4日の予定が4泊5日に伸びた形だ。予定の確認もなしに勝手に決められ、夫に延期を頼んでも、「自分で決めたことなんだから仕方ない」と説得する気もないとのこと。トピ主は
「なんだかモヤモヤします」
「だいたい、台風の影響が大きいとされている関東に、わざわざ前乗りしてまで来なくてもいいのではないでしょうか?」
とやり場のない気持ちを訴えていた。
このトピックは、義母を「蒙古襲来」のように呼ぶ強烈なタイトルも相まって、大きな注目を集めた。冗談で
「雨戸締めて入れない様にするしか無い」
「義母の中心気圧はどれくらいですか?」
などのコメントもある。
しかし、台風の警戒レベルは冗談ではない。日本列島を舐めるように縦断する台風19号の進路予想図にぞっとした人は少なくないだろう。コメントには、
「危ない断りなって。迷惑過ぎる、直接断りの電話入れも良いのでは?本当に台風なめすぎ」
「停電や断水等になった場合家族分の備蓄しかできません、延期してくださいって言ってしまえばいいと思う」
など、「危ないから断れ」とするコメントが相次いでいる。
確かに、台風15号の被害から復旧しきれていない千葉の大規模停電やブルーシートの屋根群を見ていれば、それより大型とされる台風19号に対して、もっと警戒してしかるべきだ。一部報道には、「安全な地域に親戚がいれば、一時非難したほうがいい」とまで促すものもあった。義母はまったく逆の行動をしようとしているのだ。
「台風で引きこもり確定だし辛いね」「私は義母より夫に腹立つ」
一方で、「もう決まったのなら嫁として覚悟を決めるしかない」と諭す人たちもいた。確かにあまりに拒絶するのもおかしいと思われそうだ。しかし台風被害の心配と、義母をもてなす気苦労を、同時に背負いこみたくはないだろう。
「うわー、台風で引きこもり確定だし辛いね」という声もある通り、ひどい暴風雨ならレジャーも外食も、デリバリーすらできない可能性は大きい。ずっと家の中にこもって義母の分を含めた3食を4~5日連続で作り続けるトピ主を思うと、気の毒で目の前が暗くなる。
災害レベルとなれば、幼い子どもと高齢者を抱えて困窮することになるし、交通機関が麻痺して義母が帰れなくなることもあり得る。最悪、数週間滞在になることも……と、心配のタネは尽きない。
コメントには、「私は義母より夫に腹立つ」など、はっきり断れない夫への批判や、「これって、宿泊先の家族と相談するもんであって決して本人1人で決断していい事ではないよね。主のモヤモヤすごくわかる」など、同情を寄せる人も多かった。トピ主の心に吹き荒れる嵐が早く去ってくれることを祈るばかりだ。