新型コロナウイルスで在宅勤務に切り替える会社が増えている。こうした状況で出社を余儀なくされる人にとって、常に隣り合わせなのが感染リスクだ。キャリコネニュース読者からも
「コンビニ配送です。店舗が営業しているので通常業務になります。1日20店舗近く配送するので、感染リスクが高く恐怖しかありません」(愛知県/40代女性)
「医療従事者の子どもを預かっているため、いつ感染してもおかしくない」(茨城県/30代女性/教育・保育系)
といった声が寄せられている。(文:鹿賀大資)
「普通に2メートル以内で複数人が仕事しています」
銀行で働く広島県の30代女性は現在、妊娠7か月だ。職場までは片道1時間半かけて、電車で通勤しているという。
「銀行は経済活動に必要なため、外出自粛の制限が出ていません。職場で時差出勤をしている人も皆無です。上司には『コロナの恐怖で精神的に参っている』と再三訴えました。でも4月1日に人事異動が出たばかりなので、早めに産休に入ることも聞き入れてもらえません」
女性はこう綴り、「上から休めと言われない限り休めないこの体制に辟易しています」と続けた。
都内で銀行に勤める40代女性も内情を明かす。会社は、出社前提の方針を打ち出しているという。
「非出勤になったのは3週間で2日だけです。社内では普通に2メートル以内で複数人が仕事をしています。社内食堂やトイレも非常に混雑している状況です。通勤はもちろん、社内での感染にも怯えています」
「一日中、不特定多数の人と接触しています」というガソリンスタンド従業員
都内の40代女性は、翌月に迫った新規クリニックのオープンに備え、施術練習のため出社を強いられている。練習による濃厚接触は避けられない状況だという。さらに、
「夜中まで外で打ち合わせなど、コロナ前とまったく変わらない体制です。自分が感染することはもちろん、他のスタッフに感染させたらというのもあり、とても不安です」
ガソリンスタンドに勤務する兵庫県の30代男性は「一日中、不特定多数の人と接触しています」と話す。
「会社の方針に休業や時短勤務はありません。セルフスタンドがある中、フルスタンドで感染の不安を考えながら働くことに疑問です。長時間労働のため、長く働く分、感染リスクは上がります。収入も大事ですが命には変えられません」
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