いまの時代、結婚するもしないも本人の自由だ。話題になってもいないのに自分から「結婚したくない」と言い出すのは、いかに結婚を意識して生きているかの証拠でもある。トピックの返信コメントには、そうした本音を予測して、「結婚したくてたまらないんだろう」と書き込む人が相次いだ。
「聞いてもいないのに自分から言い出す人はだいたい虚勢」
「本当にしたくない人は、結婚の話自体出さん」
「親から『結婚まだ?』攻撃くらいすぎて僻んじゃってるのかもね」
などと見透かす人や、「若い子かな?アラフォーで会うたびこれ言われたら会うのやめるわ」という声も。中には「そっかー、せっかくすごくいい人いるんだけど残念だなーと言う」という意地悪な書き込みもあった。
概ね、「そっか~で終わらせる」「反応することないよ」というアドバイスで、「わたしだったら『うん。知ってる』とか『前にも聞いた』って一言で返しておしまいにするな」と、ドライな人も多かった。ちなみにトピ主はバツイチ。友人は嫌でも結婚を意識する年齢なのだろう。
アピールしている人の声「結婚しないの~?の質問にウンザリなんだよ」
しかし、本当に結婚したくない、結婚に興味・メリットが感じられないという人もいるのだから、あまり決めつけるのも良くないだろう。コメントには、「私も『結婚したくない』アピールしている」という告白がチラホラあった。理由は、
「結婚しないの~?の質問にウンザリなんだよ」
とのこと。結婚は自由がなくなるとしか思っておらず、いい人を振ってまで独身だという。トピ主の友達への対応は、「最近は結婚しない男女が多いよね」とか、自立している女性なら「稼げるんだしわざわざ結婚する必要ないよね」で良いとしている。結婚への考え方は本当に人それぞれだ。
少し古いが、内閣府2015年の「結婚に関する意識調査」(対象は全国の20~39歳7000人)によれば、「結婚は必ずしたほうが良い」と考える人が全体で54.1%。「できればしたほうが良い」(29.3%)と合わせると68.1%。約7割が「結婚したほうが良い」と考えている。
実際にする・しないは別として、まだ「結婚した方がいい」という考え方の方が、20代30代でも多数派のようだ。本人の自由とはいえ、独身でアラサーともなれば「結婚しないの?」という圧はまだまだ強いだろう。「結婚したくない」という友人には、なるべく言葉をそのまま受け止めて、フラットな態度で接するようにしたいものだ。