それ以外にも、小売店従事者には家並みが尽きない。大阪府のスーパーでレジ担当をする40代女性は、説明対応が増えたことが不満だ。
「コロナ騒ぎのなか、レジ袋が有料になったり、クレジットカードなどをお客様にスキャンしてもらうようになったりで、4月に入ってから常にその説明をしながらの接客です」
そのことで以前より客と会話する時間が増えた。感染リスクに対する不安も高まる中、
「上手くカードが読み取れず、イライラされる方もいます。『あなたがやって』と怒鳴りながらカードを投げられたこともありました。 本当に辛い毎日です……」
という。
神奈川県のスーパーで働く40代女性も、レジ対応でパニック状態になっているという。神経質な客からはバイ菌扱いされたこともあったという。
「まだ小さな子どもに自動精算機を操作させたり、慣れない新規のお客様から色々と質問を受けたり。このせいで後ろに並ぶお客様から避難の視線を向けられます。面倒な縛りが増えました」
女性は「会社は私たち現場の従業員を守ってくれません。こんな時でさえお客様第一主義を緩和しません」と売場を顧みない上層部にも不満を抱いている。
「何の実りもないのにクソ忙しい日々が続き、誰もがお客様を呪うように」
岐阜県のドラッグストアに勤務する40代女性は、客足増加に伴う過酷な売場の状況を綴る。そのドラッグストアは大型店のため「お客様はスーパー気分で買い物に来ます」という。
「通常日の客数は1200人ほどですが、ゴールデンウイーク中は1600人も来店されていました。ほとんどが家族や夫婦連れです。ソーシャルディスタンスなんて1ミリも守られていません。注意したら逆ギレされたりで、毎日がとてもしんどかったです」
女性は「こうした状況でも本社からはなんの労いもありません。せめて寸志のひとつでもあれば、スタッフたちもやる気は出ます」という。
曰く「何の実りもないのにクソ忙しい日々が続き、誰もがお客様を呪うようになってきました」とのことで、事態は深刻化しているようだ。
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