投稿には、相談者に多くの批判が集まりました。目立ったのは「最悪のケースを想像してみれば」という助言です。
「もし息子さんが良い配偶者に恵まれず、あなたが年老いても独り身だったり、息子や孫の将来が心配になるような酷いお嫁さんだったら……と想像してみたら良いと思います。息子さんを心配しながら、死んでも死にきれない思いでこの世を去ることになるんですよ」
これに気づけば、嫁に対して感謝の気持ちになれるはずと説いていました。確かに、成人した子どもに結婚願望がないというケースも十分あり得る現代。わが子が良き伴侶や子どもに恵まれた幸せを顧みれば、嫌がらせをして泣かせるなどの行動はもってのほかです。
回答には「息子や孫はあなたの物ではないので、取られるという感情は間違っています」「あなたが嫌がらせをすればするほど、あなたの最愛の息子や孫は離れていくのです」などと厳しく諭す声も相次ぎました。
相談者にとって、嫁は自分の愛するすべてを奪い去る存在に見えてしまうのでしょう。嫁が完璧な女性だけに、自分の劣等感も刺激されているのかもしれません。しかし、そのまま嫌がらせを続ければ、息子や孫にも会えなくなってしまう可能性があります。
息子にとって、母親と妻は”全く別の大切な存在”
義母の嫉妬心はよくある問題のようで、ヤフー知恵袋には、過去にも「息子と嫁がすごく仲が良くて嫉妬してしまう」などの似たような義母からの悩みが複数寄せられています。子離れしたつもりでも、嫉妬心を表には出さなくても、義母にとっては「私の子なのに」と寂しい気持ちになるそうです。
回答には「私の姑もあなたのような人でした」という嫁からの声もあり、この人は「(相談者は)そうやって自分が悪いことを認めていて偉いなあと思いました」と感想を書き込んでいました。まったく悪いと思わずに(またはそう見えずに)いじめてしまう人もいるのでしょう。
さらに「その気持わかります」と理解を示し、「自分でなにか楽しみを作るように」というアドバイスもありました。子どもを育てることに人生を捧げてきてた人たちは、こうした嫉妬心に駆られやすいのかもしれません。他に趣味を持つなどして、ある意味で”気をそらす”ことも大事でしょう。
相談者は「どうすれば心穏やかに接することが出来るでしょう」と問いかけており、多少自分を客観的に見ることもできているようです。すでにお嫁さんには嫌われているでしょうが、独立した息子にとって母親と妻はまったく別の大切な存在のはず。本当に縁を切られる前に、早く気づいていただきたいものです。