女性の場合は、新型コロナによる品薄の状況下で娘の身を心配した親が、物資を大量に送ってきたことに端を発する。中には入手困難な物も入っており、そのことにはついては親に感謝の気持ちを伝えた。
しかし親から事前に送ることへの確認や了解がなかったことへの不満は拭えないという。女性は「今後は私の意思を確認して、内容物も明示してほしいとお願いした」というが、両親は、女性の思いをくむことはなかった。
今年3月ごろには、マスクや消毒液の買い占めが起こり、欠品が相次いだ。中にはマスクが家に500枚以上あるのに毎日ドラッグストアに足を運び購入する高齢者もいた。女性の親も買い占めの一端を担っていた可能性もある。
女性は親について、「自分を信用していないと気づき、今後は距離を置こうと思った」と綴る。
コロナが原因で「疎遠・絶縁コースになりそうです」
専門コンサル系の会社で働く東京都の40代女性は「家族内で人間関係の分断が起きました」と綴る。女性には複数の兄弟がおり「元から兄弟間で仲が悪かった」という。それが非常事態宣言を機に、著しく悪化してしまった。
「きっかけは小学校の休校期間中でした。どの兄弟が誰の家で何人の子どもの面倒を見るのかを巡り、結局は2つに分裂しました。私と、ほかの兄弟全員です」
女性には子どもが1人いて、ほかの兄弟にも同じ年ごろの従兄弟にあたる子どもが複数いる。しかしコロナが原因で、「私の子どもだけが取り残されたまま、完全排除された形になりました」と続ける。
「それ以来、兄弟同士の会話は完全になくなりました。兄弟の方は、私の姪や甥が全員集合で大変ながらも楽しく合宿生活をしています。私の子どもも、自分だけが一人残されていることを知っています」
女性は「コロナが収まったとしても、今の関係は修復されないかもしれません。そのまま疎遠・絶縁コースになりそうです」と書いている。
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