夫が高額転売の手ピカジェルを購入して激怒する妻 「悪質転売ヤーが儲けてしまいますよね?」に意見相次ぐ | キャリコネニュース
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夫が高額転売の手ピカジェルを購入して激怒する妻 「悪質転売ヤーが儲けてしまいますよね?」に意見相次ぐ

なんで!?

なんで!?

新型コロナウイルスの影響で手指消毒液の品薄状態が続いています。ヤフー知恵袋に3月下旬、「旦那が高額転売の手ピカジェルを購入していました。」という相談がありました。届いた荷物に大量の手ピカジェルが入っており、夫がヤフーオークションで定価の5倍で購入したと分かったそうです。

小さな子供が2人いるので、アルコール消毒が必要なことは分かるものの、「高額転売品に手を出す旦那をどう思いますか?」と不満げで、

「旦那が自分のお小遣いで何を買おうが勝手ですが、旦那が購入したせいで悪質転売ヤーが儲けてしまいますよね?」

などと転売屋に対する敵意がむき出しの相談者。ところが、友人に相談すると、「自分のお小遣いで家族の為に消毒液を買ってくれるなんて素敵!」と、逆に夫の行動が称賛されてしまったといいます。(文:篠原みつき)

夫が転売屋の儲けに貢献してしまったことが不快な妻

相談者は「私は高額転売品を買う人は高額転売ヤーと同罪だと思っているので、旦那の行動がやっぱり許せません。私は間違ってますか?」と問いかけました。

3月15日、国はマスクの高額転売を禁止としましたが、品薄状態は続いています。消毒用アルコール類も入手困難で、ドラッグストアはそのクレーム対応に疲弊している状況です。そんな中、オークションサイトなどで転売されているのを見れば、良い気持ちはしないでしょう。消毒用品は転売の自粛要請は出ていますが、禁止にはなっていません。

転売自体は決して悪いことではありませんが、人気商品や生活必需品を買い占めた上で値を吊り上げて売るという方法は、迷惑行為にも等しいものです。3月9日には静岡県議がマスクの大量出品で888万円を売り上げたとして糾弾されました。

手ピカジェルは、300mlで定価がおよそ1000円前後ですが、現在ヤフーオークションでは2本で1万6500円など5~7倍の値段で落札されていました。高額でも買う人がいる限り、こうした転売は無くならないでしょう。

夫が転売屋の儲けに貢献してしまったことが、不快な妻の気持ちもわかります。この相談のベストアンサーは、「奥さんが正解です」の一言でした。

予防対策「アルコール消毒液でなければいけない」とは書いていない

一方で、

「褒められることではないかもしれないけど犯罪を犯したわけでもないし、家族を想ってしてくれたことならそこまで責めるのも可哀想」

という優しい言葉もありました。もちろん妻が正しいけれど、旦那さんの気持ちに感謝し、「次からはもうしないでね」でいいと思うと助言しています。また、今はどこ探しても見つかりにくいし、「家族の為を思って購入してくれたなら有難いと感じるべきです」という声もありました。

厚生労働省が公開している「新型コロナウィルス感染症の予防対策」には、「まずは手洗いが大切」とあります。帰宅時や調理前後、食事前などに、「こまめに石鹸やアルコール消毒液などで手を洗いましょう」とのことで、「アルコール消毒液でなければいけない」とは書いていません。

ただ、外出先や水の無い場所ですぐに消毒したいときや、手洗いが徹底しづらい小さなお子さんのために、消毒ジェルを持っていたいという気持ちもわかります。この混乱の中、相談者の旦那さんはなんとか自分ができることをしようとしたのでしょう。

責めることはできませんが、緊急時だからこそ正しい知識や冷静な判断が必要です。必要な人に必要なものが渡るよう、落ち着いた行動を心がけたいものです。

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