子どもが4歳のとき駆け落ちした母親、継父から性的被害を受けそうになった娘に「おまえに隙があるからだ」と叱責 | キャリコネニュース
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子どもが4歳のとき駆け落ちした母親、継父から性的被害を受けそうになった娘に「おまえに隙があるからだ」と叱責

画像はイメージ

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「私は母親が16歳のときのデキ婚の子どもです。私が生まれてすぐあたりに離婚し、ひいお婆さん、祖父、祖母、母と暮らしていましたが、4歳くらいのときに母親が同僚と共に駆け落ち。小学5年生のときに、(母は)駆け落ちした相手と共に帰ってきました」

こう出自を明かすのは、関東の50代女性だ。母との和解を考えた時期もあったが、最終的には20代のときに絶縁したそうで、

「母親の死に目に立ち会うことはないだろうと覚悟をしています」

と悲壮感を漂わせつつ語る。母からぶつけられた衝撃的な言葉の数々が、女性の覚悟を固める要因となったようだ。(文:福岡ちはや)

運動会で「初めての母親の作るお弁当を楽しみにしていたのですが…」

「母親が帰ってきたのは嬉しかったです」と当時の素直な気持ちを打ち明けるが、一方で駆け落ちの事実は聞かされていなかったため、母の交際相手を見て「誰?」とショックを受けたそうだ。

「母は最初のうちは私の機嫌を取り、家がなく親戚の空き家に住んでいたときには優しかったですが、私は母親たちとは暮らさず祖父祖母の家にいました。母親を許すことができず、会話はさほどしなかったと思います」

母親は祖父母と対立があったようで、しばらくすると交際相手と共に親戚の家を出て、同じ町内に家を借りて住み始めたという。それが小6の頃のことだった。

中学生になってから、通学路の商店街の金物屋の店先で母に声をかけられ、「何かあったらおいで」と新居と電話番号を教えられたという。母に偶然会うとお小遣いをもらえることもあったため、女性はだんだんと「多少は母親に対して甘えても良いのか?」と思い始めたという。しかし、そんな女性の淡い期待は簡単に崩れ去ってしまった。

「ある日、運動会のお弁当を作ってくれるようお願いしてみました。母親は喜んで快諾しましたが、当日もらったお弁当は『時間がなかったから』と仕出し屋の煮物の入ったパックと白飯のパックでした。私はいろんなおかずの入ったお弁当を想像し、初めての母親の作るお弁当を楽しみにしていたのですが、期待を裏切られたと思い、再びショックを受けました」

その後も母と電話する機会が何度かあったが、母は

「いまオヤジ(同棲相手)の機嫌が悪いから電話してこないで」 「私たちの生活に関わってこないで」

などと、突き放すような言葉をぶつけてきたという。さらにひどいのは、母の不在時に「風呂に入ろうと脱衣所で服を脱いでいたら、(母の同棲相手が)一緒に入ってこようとする」という性的虐待を受けそうになった後のこと。被害を打ち明けた女性に対し、母が衝撃的な一言を発した。

「母親にこの話をしても、『おまえに隙があるからだ』と逆に私を怒りました。異常ですよね?」

こうした経験から、女性は「『人に期待をすると裏切られる』という真理を根底に持ちつつ今を生きています」と語った。母の愛に恵まれなかったという心の傷は、相当に根が深いようだ。

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