面接官の勝手で不用意な言動は、応募者の心を深く傷つけることがある。宮城県の40代女性は、大手派遣会社の面接で、職務経歴を見た面接官の態度が酷かったことを振り返る。
「同じ業種の派遣会社での勤務歴を見て、ここで働いてたんですね、フフッ と鼻で笑われ」
「ずっと同じ業種で働いていた私ですが、なぜかできない人と勝手に決めつけられ、案の定不合格でした」
本当に職務経歴で「できない人」認定されたのかは、その面接官に聞いてみなければわからない。ただ、確かに鼻で笑うのは感じが悪い。女性は「私ができる人材とは言いませんが」と憤りが収まらない様子だ。(文:篠原みつき)
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「すぐ欲しいので募集してるんだ」
神奈川県の50代前半の男性は、「面接にうかがい辛い思いをしました」と語る。面接が始まると淡々と進んだが、面接官の態度が急変するできごとがあった。
「いきなり『いつから来れる?』と言われ、退職まで1か月と話したら、『3日待つから直ぐ』と言われた」
1か月と言っているのに3日で入社しろと無茶なことを要求されてしまったのだ。男性が「急募とは書いてないんですが」と返すと、相手はいきなりキレだして
「すぐ欲しいので募集してるんだ」
と怒鳴った。当時の心境を「いきなりがなりたてられ呆れていた」と語る。結局相手は「確認します」と言って書類を返してきたそうだが、男性は紹介元に辞退を伝えたという。自分の都合ばかりゴリ押しして突然怒りだすような会社には、入社しないのが得策だ。
「まあむかつくよりダメな会社ですよね。会社なんて直ぐ辞められるもんでないし。大変疲れました」
と感想をもらした。
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