人材不足に悩む企業も多い中、新入社員にすぐやめられたら相当な痛手だろう。投稿を寄せた20代後半の女性(素材・化学・食品・医薬品技術職)は、
「9人入社して1年目で7人、2年目には1人とほぼ入社した人が居なくなった」
と惨状を語る。実は女性も辞めた新人の一人であり、残りの1人が辞めるのも時間の問題かもしれない。(文:永本はな)
「分からないからといって、教えて下さいは認めない!!」
この女性は、新入社員が定着しなかった理由を「低い給料と営業部に関してはパワハラがあったから」と明かす。2社目は運よく大手に転職したというが、
「昔はこうだったと自分の意見を押し付けてくるような上司しかおらず、優秀な新入社員は3年も経たずに辞めていく」
と、現在の職場も離職率が高いことを明かした。
東京都の40代後半の男性(サービス・販売・外食)の職場にも、新人を退職に追いやる存在がいる。同じ部署の「昔ながらの考えを持ったバブル期入社の中堅社員」だ。
その社員は、新人や新たに異動してきた人に対して、
「分からないからといって、教えて下さいは認めない!!俺だって、新人の頃はイジメられた!」
という考えで、厳しくあたる人だった。自分がいじめられたから後輩にも…という昭和の悪いところを煮詰めたような先輩だが、やはり仕事ができるタイプではなかったようだ。
「その人は何年もやってるのにも関わらず、初歩的なことを聞いてきたりするので人としての評判は最低でした。後になって(辞めずに耐え、仕事を覚えた新人からは)やり返されてました(笑)」
そういう人は、せめて新人を無駄に追い詰めることはやめてほしいものだ。
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