30代といえば、高卒だと社会人歴10年、大卒だと社会人歴8年という人も多く、仕事に責任を求められることも多くなり、働き盛りの年代とも言える。そんな世の30代は、月収に対してどう感じているのだろうか。正社員として働くキャリコネニュース読者からは、
「仕事の日々で休みもろくになく、労働時間も長い。自分の時間は、ほぼないため不満足」(30代後半/男性/千葉県/不動産・建設系/月収40万円)
「評価されないし、仕事量に対する賃金も低すぎ」(30代後半/男性/福岡県/月収25万円)
といった不満が寄せられている。東京都の30代前半男性は月収20万円で、「20時間くらいは残業したい」と不満を募らせる一人だ。(文:鹿賀大資)
30代男性の月収事情「お金がないので結局は何もせず家にこもっている」
男性が残業を希望する理由は、基本給の低さゆえに生じている薄給だ。またほぼ毎日定時退社のため、時間に余裕はあるものの「お金がないので結局は何もせず家にこもっている」という。さらに会社から家賃補助が支給されず、「家賃の負担額が重い」と綴っている。
同じく30代前半の大分県男性はメーカー系勤務で月収45万円。会社について「業務の成果が給与に反映されにくい」と述べ、「年功序列なことも不満」という。月の残業も約40時間。それでも、
「年間20日の有休が取りやすく、プライベートの時間も持てやすい点は良い」
としている。この男性のようにプライベートに大きな不満はないが、仕事面について難色を示す人は少なくない。
30代女性の月収事情「この年齢と手間で、これだけの額もらえるのは満足」
では女性の月収事情はどうだろう。30代前半の大阪府女性はメーカー系企業に勤めており、「営業職の割に月収25万円は少ない」という。現在は入社9年目だが、新卒の時から手取りで1万円しか増えていない。ちなみに現在の手取りは19万円だ。そうは言いながらも
「残業も少なく、人間関係も良い方。それに成績が悪くても給料を減らされる訳ではないため、トータルでは満足している」
という。30代後半の群馬県女性は、不動産・建設系の会社で月収33万円。「貯蓄などを含めた普通の生活ができているので不満はない」というが仕事については
「他の人より質と量をこなしているが、評価が収入に伴っておらず不満。我慢せずに娯楽を楽しむために、もう少し収入を上げたい」
と綴っている。
一方、ある程度稼いでいる女性からは現在の収入に満足の声も。30代後半の東京都女性はIT・通信系勤務で月収40万円。仕事内容における対価に「もらいすぎだと思います」と語る。また新型コロナの影響で、3月末から在宅勤務になっていることにも「自分のペースで働けて、この月収は嬉しいです」という。
30代前半の東京都女性は月収30万円で「私のいる業界では高い方」といい、「この年齢と手間で、これだけの額もらえるのは満足です」と一入の様子。ただ
「昇給がほぼないような職場のため、長年続けていくのであれば不満がある」
とも綴っている。
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