「一般家庭に比べ少し余裕がある程度だと思います」と語るのは、大企業で働く既婚女性。大手企業勤務の夫と幼児2人の4人家族で、家賃約14万円の2LDKマンションに住んでおり「車は費用がかかるので持っていません」という。

「まだ子どもが小さいので、泊まりがけの旅行は年に1～2回、片道2時間以内の近場で。休みの日は、子どもと公園に行ったり散歩したり。月1回程度のペースで、動物園や水族館、博物館に行っています。服は家族全員、ユニクロやファストファッションです」

自身のバッグも「2万円以下のものを壊れるまで使います」と明かす。また靴も5000円位のスニーカーで、それをすり切れるまで履きつぶすという。ただ子どもや自分用の本には惜しみなくお金を注ぎ込んでおり、月10冊のペースで購入しているそうだ。一方で、洗濯乾燥機や食洗機といった家電は、最新モデルかつハイエンドなものにこだわる。その理由は「時短のため」だという。

「買い物も時間がもったいないので、生協とネットスーパー。その時に売っている値段で買っています。子どもが幼く外食できない今は、ネットで100グラム800円くらいの牛肉を買って焼き肉やステーキを楽しむことも。それでも普段は豚肉か鶏肉ばかりで、牛肉は買わないです」

「結婚後の貯金は2000万円以上あります」

また、以前はよく豚コマ肉を買っていたが、最近は収入が上がったことで「豚バラ肉を買うようになりました」と付け加える。ほかにも、肉や野菜は基本的に国産のものを選ぶが、魚は高級魚ではなく「サバやアジ、鮭などを買います」と独自のこだわりを見せる。このようなメリハリのついた家計管理のおかげで、貯蓄も順調に進んでいるようだ。

「結婚後の貯金は2000万円以上あります。それ以外に、結婚前の貯金と投資信託が夫婦合わせて2000万円ほど。今後は子どもの習い事や中学受験のことも考えないといけないので、決して贅沢な暮らしはできません。子どもが大学を卒業し、老後資金に目途がついたら、少し贅沢したいです」

女性は「ビジネスクラスで海外に行ったり、3つ星レストランで食事をしたりしたいなあ」と将来の夢に胸を躍らせている。

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