実際に働き始めて、求人内容とまったく違うことに愕然とした経験のある人はいるのではないだろうか。ガールズちゃんねるに2月28日、「求人内容と相違がある職場で働いている人、働いていた人」というトピックが立った。
「未経験者歓迎!丁寧に教えます!実際はフルシカトでしたよ」
「『丁寧に教えます!』って書いてあったけど、教わってるときにミスると鼻で笑ったり、『違う違う!www』って馬鹿にされた」
経験やスキルがない人にとって「丁寧に教えます」という謳い文句は非常に魅力的だが、実際は厳しい現実が待ち受けているようだ。中には「『PC入力程度できる方』で入社したらバリバリExcelでの作業を要求された」という声もあり、初心者に優しくない企業が一定数あることは、就活する上では留意しておく必要がある。(文:石川祐介)
「休日出勤は年1回あるくらい」→ 実際は毎週出勤
さまざまな求人詐欺が横行している。
「残業時間が月20時間とあったので、『大体毎日1時間くらいかーまあいいかな!』と思って入社したら、忙しい時期は70時間以上だった」
「休日出勤は年に一回あるくらい。毎週出勤じゃねぇかボケェェェェェ」
“ブラック企業”という言葉が世間に定着したおかげで、求職者は労働条件に厳しい目を向けるようになった。そのため、企業側はなんとか就職してもらうために、条件面で嘘をつかれることが珍しくないのだろう。
中には「3ヶ月後、正社員登用ってなってたのに正社員にはなれない。入社して『それ、罠だよ?。みんな引っかかるんだよね。それが嫌な人はすぐ辞めるよ』って言われた」と正社員登用という餌に求職者を釣ろうとする悪徳企業も存在する。
国家資格がないとダメな作業を内緒でやらされそうになった人も
他にも「厨房で入ったのに『若い女だから』とフロア」といった業務内容に関する声も相次いだ。
「単発のイベントバイトで、チケットのもぎりとかそういう感じだと思って行ってみたら設営だった。重い鉄パイプ刀担いで足場登って、出来ることをめちゃくちゃ一生懸命にやったけど『トホホ』って感じだった」
予期せぬ力仕事をやらされた人もおり、体力に自信がなかったのなら地獄の時間になったことだろう。さらには「職安で探した会社だったのに求人内容と違いすぎた。しかも国家資格がないとダメな作業も内緒でやってほしいと言われた」と求人内容が違うだけでなく、一発アウトな提案をされたという意見もみられた。
求人票詐欺は多いのが現状であり、もし被害に遭ったら労基署などに報告して、求人詐欺を行う企業を地道につぶしていくしかないのかもしれない。