GAテクロジーズは3月25日、「住みたい街ランキング2021 by RENOSY」を発表した。同社の不動産テックサービス「RENOSY(リノシー)」に掲載された東京23区の成約賃貸物件のうち、借り主が年収1000万円以上だった数をエリアごとに集計した。調査は2020年1月1日から12月31日の1年間にわたって実施された。
ランキング1位は港区の「南麻布」。最寄り駅は広尾駅や白金高輪駅。都内主要駅にアクセスしやすいだけでなく、エリア内には自然の豊かさが感じられる有栖川宮記念公園がある。
港区が上位を占める結果に
2位は新宿区の「新宿」だ。最寄り駅は1日の平均利用者359万人でギネスを記録した新宿駅。ビジネスや観光に利用しやすい立地が評価を集めた。
3位には東京オリンピックの選手村が建つ中央区「勝どき」がランクインした。
4位以降は、「赤坂」(港区)、「海岸」(港区)、「神宮前」(渋谷区)、「西新宿」(新宿区)、「六本木」(港区)、「高輪」(港区)、「芝浦」(港区)と続いた。
今回のランキングでは、トップ10に港区から6つのエリアがランクインし、圧倒的な支持を獲得した。
しかし「借り主が年収1000万円以上」という条件をはずすと、賃貸市場の異なる傾向が見えてくる。同社のリリースによると、
「東京23区では『脱・都心』が顕在化する一方、賃貸物件は部屋面積が広いほど需要が増加し、家賃も上昇傾向」
となっている。