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非正規雇用の切ない現実「派遣から契約社員になったら給料ダウン」「駒のように扱われても何も言えない」

冷遇に業を煮やす派遣社員

冷遇に業を煮やす派遣社員

派遣社員の中には、職場での冷遇に業を煮やす人も少なくない。そんな派遣先で苦しむキャリコネニュース読者からは、複雑な声が寄せられている。静岡県の40代女性は、年収200万円の派遣社員。4月から職場で部署異動を命じられたという。

「本当は変わりたくありません。でも契約を切られるよりはマシだし、何より断れるような雰囲気ではないので渋々承諾しました。派遣社員は駒のように扱われても、何も言えません」

都内在住の40代女性(年収200万円)も、非正規雇用の切ない実態を打ち明ける1人だ。(文:鹿賀大資)

「派遣の居心地の悪さから契約社員に転換したが……」

女性は派遣社員を経て、現在は契約社員として同じ職場で働いている。その経緯について「最初にいた正社員が異動となり、次の着任者はまさかの門外漢。サポート役であるはずの私が、業務内容を説明するはめに」と切り出す。

「たまたま家庭の事情で派遣の更新をしないと決めていたが、派遣先の上司から慰留された。仕方なく『引き継ぎの期間だけ』と思い、条件付きで契約更新。しかし配属された部署は、いわゆる閑職だった。思うように社員からの協力が得られず、派遣の居心地の悪さから契約社員に転換した」

同時に時給などの処遇も悪くなったという。それでも女性は「致し方ない」と精進し、一通りの業務を覚え、社員への引継ぎも済ませた。ところがその矢先、今度は引継ぎをした社員が、家庭の事情を理由に職場を辞めてしまった。

「何のために家庭を犠牲にして残ったのか。1日も早く辞めたい」

「現在は処遇が悪い状態のまま、2人で行う業務をほぼ1人でやっている。しかも非正規なので判断は社員に仰ぐ訳だが、他人事のような対応。でも実際は対応されるだけマシ、返信すらないから。これでは何のために家庭を犠牲にして残ったのか、なぜ不利益を被りながら働き続けるのか、自分でも分からない」

女性は「1日も早く辞めたい」と辛い胸の内を綴っている。

ほかの現役派遣社員からは、

「単に手順だけの説明で、その内容や意味を教えてもらえず、挙句の果てには怒られる職場環境。しかも事あるごとに『社員になれるように頑張っているから』と言われているけど、その気配は見られず、次々と新入社員が入って来ている状況」(40代女性/千葉県/年収250万円)
「いつ雇用が切られるか、常に不安。ギリギリの生活で貯蓄もできず、年齢的なこともあり、将来も不安しかない」(50代女性/群馬県/年収200万円)

といった声も寄せられていた。

※キャリコネニュースでは引き続き「派遣社員の不満」のほか「会社や人事にバレたらヤバいこと」【緊急アンケート】「努力は必ず報われる」?などのアンケートを募集しています。

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