職場ではさまざまな人が働いている。なかには理解でないような不思議な人がいて、トラブルが起こる場合も。こうした常識が通じない人は平気でモラハラやパワハラを行うこともある。
キャリコネニュース読者からは、「上司や同僚によるパワハラ・モラハラエピソード」が寄せられている。(文:コティマム)
統率のとれていない職場「どの上司も言うことが違う」
神奈川県の50代男性(ITエンジニア/正社員/年収600万円)は「職場で起きた事件」としてパワハラ上司のふるまいを明かす。
「上司のパワハラ発言で入院させられた。『周りの社員はお前のことを気にしていない。心配もしていない』と言われた。会社のコンプライアンス委員会にパワハラについてメール相談したが、上司の減給処分などもなく腹が立つ」
平気で人を傷つける上司はもちろん、パワハラを放置しておく職場も問題だ。
兵庫県の20代男性(サービス/正社員/年収250万円)も、上司に悩まされた経験を持つ。
「どの上司も言うことが違う。誰の言うことを聞いたらいいのか確かめたくて聞き直したら『俺の言うことが聞けないのか!』と言われ、仕事を教えてもらえなくなった」
新入社員や若手社員にとって上司の指示は重要だ。しかし、上司によって話す内容が違うとなると、本当にやるべきことがわからなくなってしまう。教育制度が整っておらず、統率のとれていない職場に入ると苦労する。
わざとネジを隠してミスを押し付ける課長代理「実話であってほしくなかった」
神奈川県の20代男性(建築・土木技術職/その他/年収200万円)は「勤務先の無線会社は『魔界』と呼ばれていた」と言う。
「頭おかしい人が多すぎ。新卒で入社し、研修時に教育係としてついた課長代理の話です。実話ですが、実話であってほしくなかった」
と、不思議な上司の話を明かしてくれた。
「課長代理は『教育』という名の理不尽が多かったです。『現場には半袖で来るな』と言った1日後に自分が半袖で来る。自分の教育が下手なのに、裏で仕事ができない人の悪口を言う。直前まで否定していたのに上司の前では必ずイエスマンになる。休日に小学生レベルの下ネタ電話をかけてくる……など」
そんな迷惑な課長代理だったが、とうとう男性も、研修時に実害を被ることになってしまった。
「アンテナ付きの貸出自転車を修理する際に、ネジを外して床に置きました。課長代理から『ネジ箱を用意しろ』と言われましたが、方法がわからなくて用意できず、ネジをなくしてしまいました。そのことを課長代理から総務人事部に報告されたのですが、『実は課長代理がネジを隠していた』という事実を半年後に聞きました」
研修が終わり、男性はなんとか課長代理と離れることができた。しかしその後も、課長代理はETCカード約20枚を丸ごと紛失するなど、トラブルが絶えなかった。
「課長代理のせいでチームや上司が連帯責任で怒られたのに、本人は『みんなも気をつけるように』と発言したらしいです。最悪すぎます。チームのみんなは課長代理のため、定時後もETCカードを探したのに。おまけにカードをなくしたことを3週間近く隠していたらしい」
わざと人を困らせ、自分のミスを隠し、仲間に感謝もしない課長代理。理解しがたい”不思議な人”だ。こうした問題の多い上司には極力関わりたくない。仕事に支障をきたす社員については、会社側にもきちんと対応してほしいものだ。
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