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パチンコの新規ユーザーが増えない一番の原因!? 換金方法「教えてくれない」

換金方法「教えてくれない」

換金方法「教えてくれない」

パチンコは素人にはハードルが高い遊びだ。お金もかかるし、中毒性もあるので、これをやったばっかりに身を持ち崩す人も出てしまう。ギャンブル依存は、決して他人事ではない。使ってはいけないお金を持ち込んで大負けぶっこいた人なんて、何人も知っている。

そんな悪魔の遊技パチンコだけど、ユーザーが年々目減りしていて、業界は新規ユーザー獲得に躍起だ。東日本大震災から10年を経て、久々に地上波でのパチンコ機種のCMも解禁となった。広告をバンバン打って、新規客を呼び込みたいというのがメーカーの狙いだ。そんな機種を設置するホールもまた、客足の増加に期待している。

でも実際、新規ユーザーが勇気を出して入店したとして、待ち構えている苦労は相当多い。(文:松本ミゾレ)

遊び方は親切に教えてくれるけど、換金方法については……

現在のパチンコ機種って結構複雑で、ある程度スペックを把握していないと、目の前の機械が何をしているのかすら理解できない。大当たり確率が319分の1とか表示されていても、319回以内で当たるとも限らないわけだが、素人はまずそこが理解しにくい。

さらに演出も過剰な昨今では、「今どういう演出が起きていて、どう熱いのか」ってのが、メーカーの小冊子を読みながらでも、すぐに判然としないことは多い。当たったら当たったで右打ちを指示されるが、素人はまず右打ちの意味も分からない。

もちろん、そういう分からないことだらけのユーザーを見つければ、ホールスタッフが親切に遊び方を教えることはよくある。

でも、遊び終わって帰る段階になると、スタッフもとたんに煮え切らない態度になる。誰も換金方法を教えてくれない。初心者が大いに戸惑うポイントだ。

唐突な「推理ゲーム」を強いられる

そもそも、日本では賭け事が禁止されている。パチンコホールも、あくまで「遊技場」という建前があって、出玉をカウンターでお金に交換することはできなくて、もらえるのは景品だけだ。ユーザーは出玉を流したあとにレシートなりカードなりをもらい、それをカウンターに持っていって景品と交換する。そして、ユーザーが現金を手に入れるためには、この段階で「特殊景品」をもらっておかなければならない。でも素人はそれを知らない。

まあ、スマホなりパソコンなりで調べれば、ホールで特殊景品をもらって、それを「別の店」で買い取ってもらう、という仕組み自体にはたどり着ける。だから、事前に下調べさえしていれば、初めてのパチンコでも特殊景品と交換することに成功する場合はある。

でも、受難はさらに続く。パチンコホール側はあくまで「遊技場」としての建前で接客をしているので、交換した景品をどこで換金すればいいのかってことは、教えることができない。具体的に「この場所に、景品交換をしてくれる店がありますよ」みたいなことは、言うことができない。せいぜい、ボカした言い回しで、ユーザーにそれとなく場所をほのめかすのが限度だ。

ネットでは、「店員のほのめかし方が、めちゃくちゃ変だった」っていうのが、ちょこちょこある。スタッフに「このお店の裏にボールペンを欲しがってる人がいたなぁ」みたいな胡散臭い発言をされた、なんてのもあった。こんな言い方するのかはさすがに疑問だけど、ここまでではないにしても、ものすごくボカした表現を使ってそれとなく示唆をすることは当たり前にある。

でもこれ、初めてパチンコをしにきた人や、そのホールに初めてやってきたユーザーには、だいぶ不親切だよね。僕も、かなり前に横須賀のパチンコ屋で、信じられない回りくどい言い方で交換所の場所を示唆されたことがある。

しかも、交換所があったのは、もう直接「ここです」と言われないと絶対わからないような場所。ものすごくイライラしちゃったけど、まだあるのかな、あの店。

まあ、仕方ないんだけど、最後の最後でこの”不親切”な対応。それで心折れて、特殊景品を持ったまま家に帰って、二度とホールに戻らなかった人も実際いる。結局こういうのが、新規ユーザーが増えない理由なのかも。まあ、仕方ないんだけどね。

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