女性向け転職サイト『女の転職type』は9月1日、生理の仕事への影響に関する調査結果を発表した。調査は8月にネット上で実施し、818人から回答を得た。
勤めている会社の就業規則に「生理休暇がある」と回答した人は36.5%、「ない」と回答した人は48.4%だった。「ある」と回答した人の中では、「無給」が15.5%、「有給」が13.9%という結果となった。
また生理休暇を利用したことがある人は全体で7.0%。就業規則に生理休暇が「ある」と答えた人だけに回答者を絞っても、生理休暇の利用者は12.7%と少ない結果となった。
「無給になるので普通の有給休暇で休む」
生理休暇を利用していない理由を聞くと、最も多かったのは「会社の就業規則(制度)にないため」(45.2%)。2位以降は「使っている人が少ないため」(29.8%)、「生理休暇が必要なほど体調が悪くならない」(27.9%)、「上司が男性で言いづらいため」(24.8%)と続いた。
他にも「無給になるので普通の有給休暇で休む」「生理休暇だと他人に知られたくない」などの回答が寄せられた。
生理やPMSが理由で仕事に影響が出たと感じたことがある人は「感じたことがある」(53.2%)、「やや感じたことがある」(29.0%)の計82.2%となった。
具体的には「仕事の進みが遅くなった」(68.8%)、「体調不良で休んだ」(31.0%)、「体調不良で遅刻、早退した」(21.0%)が挙げられた。回答者からは
「厨房で仕事していますが、頻繁にナプキンを交換するため仕事場から離れないといけない。その間、他の人に頼むため周りに迷惑をかける」(30代/介護・医療・福祉系/福岡)
「普段は間違えないような、記載ミスや計算ミスが頻繁に起きたり、気持ちが沈む」[(30代/事務・経理・人事系/神奈川)
「普段なら上手い言い回しで伝えられる事も些細な事でイライラしてしまい、部下にキツく言ってしまう事もある」(20代/サービス・販売系/埼玉)
「眠気が強くなり腰が重だるくなるため、作業スピードが落ちた」(30代/企画・マーケティング系/大阪)
などの声が寄せられた。