シングルマザーの苦労は想像に難くない。しかし大変な状況にありながらも、子どもと協力しつつ、たくましく日々の生活を送っている人がいる。キャリコネニュース読者の、とあるシングルマザーから寄せられた投稿を紹介する。(文:福岡ちはや)
※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/6FE3D7NZ
貯金がほとんどできなくても…「2人の息子が家計に理解」
奈良県の50代前半女性は、女手一つで2人の子どもを育てるシングルマザーだ。女性は自身の世帯年収について、
「長男が去年から就職したので、世帯年収約500万円になりましたが、それまでは300万円未満でした」
と打ち明ける。以前よりは少し余裕のある収入を得られるようになったようだ。しかし、
「長男は奨学金を借りて大学へ行き、次男も来年大学進学を希望しているため、貯金はほとんどできず、老後を考えるととても不安です」
とまだ安心はできない状況にある。それでも女性は前向きだ。
「ありがたいことに健康で働ける場所もあるので、贅沢しなければ毎日の生活には困りません。なにより、2人の息子が家計に理解してくれており、おかずが少なくても必要最小限の衣類でも、文句一つ言わないところが本当にありがたいです」
と息子たちへの思いを語る。また今後の展望についても、
「収入に満足しているわけではないので、常に節約を心がけ、収入を上げるためにダブルワークもしたいです」
「私自身、もう少しやりくり上手になりたいです」
とさらなる意欲を見せた。ちなみに現在抱えている不満は「今の職場の定年が60歳なのと、ダブルワークしにくい」点だという。60歳を超えても、精力的に働こうとする女性の意欲には頭が下がる。