「革新的なアイデア」を職場に受け入れさせるために 「頑固な性格」は損なのか得なのか?

あなたの職場では「革新的なアイデア」が生まれていますか。もし生まれているのであれば、それを推進しているのはどんな性格の人でしょうか。5月28日のLinkedIn Pulseには、アディ・ガスケル氏が「革新的であるためには、頑固でなければならないのか」という記事を寄稿しています。

アップルコンピューターの創業者である故スティーブ・ジョブズは、気難しい人物として知られていました。このような頑固な個性は、何らかの形で「革新性」に役立ったことは間違いありませんが、それはどのような形で貢献したのでしょうか。(文:夢野響子)

最適なアプローチは「職場環境」で変わる

頑固は得な場合と損な場合もある

頑固は得な場合と損な場合もある

ある研究では、革新的なアイデアの実行とメンバーの性格について実験が行われました。参加者は「性格テスト」を受けてから、架空の製品のマーケティングキャンペーンを作り出す3人構成のチームに加えられました。

その結果、「頑固な人がより多くのアイデアを思い付く」というのは、ただの神話でしかないことが分かりました。しかし、チームに「特定のアイデアを受け入れさせる」段階になると、この性格が役に立つことも判明しました。

次の実験では、研究者は参加者をオンラインチャットの環境に置きました。すると新しいアイデアに敵対的な職場環境においては、それを押し通すために「頑固さ」が明らかに役立つことが分かりました。

逆に、新しいアイデアに協力的な職場環境である場合には、頑固であることは同僚や仲間に嫌われ、アイデアの独創性を妨げる傾向が出たのだそうです。

要するに「頑固であること」は、「アイデアを売りこむために多少戦わなければならないような状況下」では役立つこともあるということ。

ジョブズは、敵だらけの中に独自のアイデアを押し通していったのか、それとも彼のアイデアがあまりにも革新的だったために周囲の環境が追い付いていなかったのか。ともあれ、あなたのアイデアを他人に受け入れさせたいのであれば、まずは職場環境を踏まえ、それに応じてアプローチを変えることが大事だと言えるでしょう。

(参照)Do you need to be headstrong to be innovative?(LinkedIn)

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