昭和の昔ならいざ知らず、令和になっても未だに女性差別を感じる労働者は少なくないようだ。今回は茨城県30代女性から寄せられた「自分の性別がマイナスになっていると感じたこと」を紹介する。
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制服はスラックスも許可して欲しいと要望すると鼻で笑われた
女性が今年から入社した職場には、昔ながらの女性蔑視の風潮がまかり通っているようだ。
「電話を取るのは女性職員の仕事。男性はどんなにコールが鳴り響いても取らない姿勢」
とのことで、”雑用は女性の仕事”という雰囲気であることがうかがえる。
また「社屋が老朽化しており、冬場はすきま風も激しく、寒くて冷えと戦いながらの業務」であるため、女性は「スカートの制服だけではなくスラックスも許可して欲しい」と要望した。すると、
「総務次長に鼻で笑われながら、『お客さんが来た時にどう思われるか、無難な方がいいのでは?』とちょっと時代遅れ発言された」
という。来客は「そんなに頻繁に来るわけでもない」そうで、納得がいかない様子だ。
その後、「俺もレッグウォーマーをズボンの下に履くことがあるけれど、ゴワゴワするよ」と言われたそうだが、レッグウォーマーを履くのを勧めているのか、ゴワゴワするから寒くても我慢しろと言っているのか意味不明だ。女性は、
「スカートだとレッグウォーマーが丸見えであるが、その方がお客さんがどう思うかとは思わないのか。とりあえずめんどくさいから黙ってスカート履いてろよって感じの反応でほとほと嫌になった」
と不満を募らせている。
また女性は、以前の職場でも差別を感じることがあったという。
「女性の事務員は正規採用はなかなかされない。国家資格を持つ人なら女性でもすぐ正規採用されるし、男性の事務員は1年程度で正規採用するのに」
「正規採用されると福利厚生や退職金の額まで変わってくるため、不公平感しかなかった」
と不満を綴っている。