「ブラック総合商社で年間200万円分サービス残業をさせられた」とある男性の述懐 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「ブラック総合商社で年間200万円分サービス残業をさせられた」とある男性の述懐

画像はイメージ

大阪府・50代のキャリコネニュース読者(教育・保育・公務員・農林水産)から、新卒で入った総合商社について「当時は相当なブラック企業でした」と振り返る声が届いた。(文:okei)

※キャリコネニュースではブラック企業体験談を募集しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV

寮に入ると「お前の部屋はここな!」と指されたのはパイプの2段ベッドの上

男性は入社当時、会社の寮に入ることになった。大阪から東京の寮に着くと、そこは「会社の2階」だったという。

「部屋にパイプの2段ベッドが立ち並び、そのベッドの上を指さされて、『お前の部屋はここな!』と言われました。さらに、普通のロッカーを指さされて『お前のタンスここな!』と言われました」

つまり自分の部屋は無くベッドだけで、収納スペースもほぼ無い一室に押し込められたカタチだ。男性は「段ボール2箱しか持ってこなかった荷物をあけて広げることもできなかったのを覚えてます」とその狭さを振り返る。しかも働きだすと、かなりハードな長時間労働が待っていた。

「朝8時20分に出社して、夜中の0時半まで仕事をして、深夜に晩ごはんを作って、寝るのは毎晩2時過ぎでした。仕事が終わらないので、毎週土曜日はサービス残業をしてました。残業代は月に20時間だけ払うと決められており、『1日1時間だけ残業をつけていい』と言われました」

寮は会社の上なのだから終電も関係ない。会社としては働かせ放題だ。男性はさらに実態を明かす。

「実際は、1日6時間と土曜日の8時間の残業をあわせると、月に142時間のサービス残業をしてました。年間にして、約1700時間です。残業代としては、年間に約200万カットされてました」

劣悪すぎる労働環境で耐えた男性だったが、「それを3年間続けて辞めました」と報告している。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」
  2. 「大学院卒の博士」を素人呼ばわりする失礼な面接官と、それを生み出す社会のしくみ
  3. 「親が車を買ってくれません。友人は200万円の新車を買ってもらってるのに……」19歳女性の不満に厳しい声相次ぐ
  4. 面接で1時間半も待たされた男性、採用後に上司へ理由を尋ねると「試した」と回答【衝撃エピソード再配信】
  5. 年収1100万円で「静かな退職」 マスコミ企業で勤務時間の3割以上を「趣味」に使う男性
  6. マッチョ男性、駅で“ぶつかりおじさん”を跳ね返す!? 「胸囲115cm、体重95㎏」ぶつかってきた相手が転落しそうになり焦る
  7. 年収600万円で「静かな退職」実践中の30代男性「いまは、なんで組織のために頑張る必要があるんだと思いますね」と語るワケ
  8. "女だから"職場で受けた理不尽すぎるハラスメント「普通は産休取らないでしょ」「流産して上司に怒られる」
  9. 年収500万円で「静かな退職」実践中の30代男性 残業代なく「金を出さないなら仕事ではない」
  10. 残念すぎる社長、決起集会で飲みすぎて自社製品をボロクソに言ってしまう 「この人の会社のために働きたくない」と半年で退社した女性

アーカイブ