フランス人の「短時間労働」神話は終わった? 英BBCが週50時間働く会社員を取材 | キャリコネニュース
おかげさまで11周年 メルマガ読者数
65万人以上!

フランス人の「短時間労働」神話は終わった? 英BBCが週50時間働く会社員を取材

フランス人は、プライベートは大事にするけれど会社の仕事はきちんとやらない。そんなイメージを抱く人も多いでしょう。米タイヤ製造大手のCEOが、2013年に仏政府から経営難に陥った工場を買収してほしいと打診された際にも、

「バカバカしい。フランス人は1日3時間しか働かないじゃないですか」

と断ったという逸話があります。しかし経済のグローバル化の進展に伴い、フランス人の「短時間労働」の神話も終焉を迎えている――。英BBCがそんな記事を掲載しています。(文:遠藤由香里)

半数以上が「週35時間」の制限を超えて残業している

フランス人の労働時間が増えたらしい

フランス人の労働時間が増えたらしい

フランスの労働時間は、法律で週35時間に制限されています。ウィークデー5日でこれを割ると、1日7時間。前出のCEOはこの時間の使い方について、次のような内訳であると述べています。

「休憩と昼休みに1時間、おしゃべりに3時間、仕事に3時間費やす。フランスの労働組合員に面と向かってこれを指摘したら、それがフランスの働き方だと言われた」

フランス人の働き方については、記事でも「ランチをゆっくりと食べ、南の島で長いバカンスを楽しんでいるイメージがあるのでは?」としています。しかし最近では、他のヨーロッパの国々と同じくらい働くようになっているとのこと。

「9時頃から19時30分くらいまで働いています。週に45~50時間ですね」

パリの建設会社で働くオリバー氏は、そう明かします。週35時間は「ここからは時間外労働だ」と伝える境界ラインにすぎなくなっているのだそうです。

これまで弁護士などの専門職ではない一般社員は、35時間労働を厳格に制限されてきたはずですが、2010年の調査ではフルタイム勤務者の50%が残業をしており、現在ではより多くの人が週35時間を超える労働をしていると見られています。

スペイン人も「パソコンの前でランチ」するというが・・・

この傾向はスペインも同様です。長い昼食を取りシエスタを楽しんでいるのも、いまやイメージに過ぎないと言います。マドリードで働くパブロ・マルチネス氏は、8時から18時30分まで働いているそうです。

「世界のマーケットについていこうとして、スペインも変わってしまいましたよ。パソコンの前でランチを食べることも珍しくない。私が働き始めた20年前は、そんなことはなかったのにね」

実のところ、ヨーロッパの労働時間は国ごとにそれほど違いがあるわけではありません。平均週41時間で、最短が39時間(ノルウェー)、最長が43時間(オーストリア)と小さい幅の中に収まっています。

ただしこの統計では、「休憩と昼休みに1時間、おしゃべりに3時間」といった時間の使い方の質については分析されていません。フランス人は、本当にちゃんと働くようになったのでしょうか?

(参照)Busting the myth of France’s 35-hour workweek(BBC)

あわせてよみたい:本場のフランス料理がマズくなっている!?

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 誰も信用できない…職場の窃盗事件簿「休憩室に財布、7万円盗られた」「作業服が連続してなくなり、犯人は……」
  2. 社長から「会社やめてくれ」→翌日に大手の最終面接だった男性。図々しい“引き止め”を無視して2ヶ月で退職
  3. コネ入社は“昇給なし”と宣告した社長 経費で贅沢、会長の悪口三昧な姿に「上に立つべきではない」と憤る女性
  4. メロンゼリーを買ったのに「メロンが嫌いだから返金しろ」まさかのクレームに店長がとった毅然とした対応
  5. 「大学を出てウチですか?」面接官が履歴書を見て鼻で笑う…… 激怒した男性が本社に通報した結果は
  6. 「あなたの日本語おかしいわね、日本人?」と電話口でクレーム → 「ご予約いただかなくて結構です」とお断りした男性【実録マンガ】
  7. 固定電話を廃止してスマホで出られるようにした結果→「電源を切って電話に出ない馬鹿が続出。終わっています」と語る男性
  8. なんで? コンビニの女性店員が客前で「トウモロコシをハーモニカのようにくわえてた」 何年経っても忘れられない女性
  9. 職場で靴を盗まれた? 「警察に通報します」と貼り紙をした女性の怒り【実録マンガ】
  10. 「明日は風邪をひいて休め」倒産前日の奇妙な助言で救われた男性 地獄の転職活動を経て年収1100万に

アーカイブ