来るはずの人が急に来なくなることを「バックレ」と呼ぶ。大抵は「いい加減な性格だから」と思われるだろうが、「どうにも追い詰められた結果」という場合もある。
「職場のバックレエピソード」をテーマに募集したところ、愛知県の50代男性(建築・土木技術職/個人事業主/年収550万円)からこんな投稿が届いた。「以前勤めていた工業化学薬品会社の試験部署」での出来事だ。あるとき、
「中途採用で、有名国立大学化学系卒で英語も喋れるという鳴り物入りで同年代の男が入ってきた」
と回想する。高学歴で仕事ができる優秀な人材と期待されていたのは言うまでもない。
「後日、父親が残された荷物を引き取りに来て……」
ところが、その人は周囲の期待に答えることがまったく出来なかったようだ。
「たしかに英語は喋れる、しかし全ての作業において不器用で実験に使う単純な試薬の作成すら出来ず、化学実験実務に必要なスキルが全く無く、程なく彼は他部署に異動」
と早々に試験部署ではお払い箱にされてしまった模様。他部署になじむことも出来なかったようで
「ついには突然の無断欠勤、家に連絡するも普通に出勤したとのことでした」
それ以来、会社に姿を見せることはなかったらしい。男性は後日談とともに、憐れむようにこう綴った。
「後日、父親が残された荷物を引き取りに来て、前職の有名化学メーカーも同じように退職していることが発覚、彼ほど学歴が邪魔で不幸な人は居ないと思った」
現在はその人が適職に就いているといいのだが。
キャリコネニュースでは「職場のバックレエピソード」をテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/SW92100M
【驚愕のバックレエピソード】