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沖縄県の人は実は紫外線に強くない? 肌が黒くなりやすい遺伝子タイプが少ない都道府県ランキング

画像はイメージ

2023年の夏は例年より暑いと感じる人も多いのではないだろうか。7月に入り東京は連日のように猛暑で日差しも強い。そうなると気になるのは日焼けだ。

日焼けには、肌が黒くなるタイプと赤くなるタイプがある。赤くなる人は紫外線に弱いため、日焼けはおすすめできない。

気象庁が発表しているUVインデックスを見ると、もっとも紫外線が強い地域は沖縄だが、沖縄出身の人は日本で最も紫外線を浴びると肌が赤くなり、黒くなりにくい肌を持つ人が多いのだという。

「色白」の人が多い東北よりも紫外線に過敏

プレスリリースより

バイオベンチャーのユーグレナは7月11日、「紫外線を浴びると肌が黒くなりやすい遺伝子タイプが少ない都道府県(出生地)ランキング」を発表した。「ユーグレナ・マイヘルス」と「ジーンクエストALL」(ジーンクエスト社)の2つの遺伝子解析サービスのゲノムデータ、2万1371人分をもとに分析した。

遺伝子型が「赤くなりにくく黒くなりやすいタイプ/紫外線に非過敏」に該当する人の割合を都道府県(出生地)別に算出し、数値化。その結果、紫外線を浴びると肌が黒くなりやすい遺伝子タイプの人の割合が相対的に低い都道府県は、1位が沖縄県で14.29%だった。

ユーグレナによると、「赤くなりにくく黒くなりやすいタイプ/紫外線に非過敏」の遺伝子型に該当する人の割合が少ないということは、細胞を守る働きがある黒い色素メラニンを作る力が弱い肌タイプの遺伝子型の人が多いということだ。

2位は福島県で16.27%、3位は岩手県で16.67%。4位から10位までは順に長野県、秋田県、富山県、宮城県、愛知県、山形県、山口県となっている。俗に言う「東北地方は肌が白い人、色白の人が多い」というのは遺伝子が関係していると推測できる結果になった。

今回のランキングで1位だった沖縄県は紫外線が強い地域にもかかわらず、「メラニンを作る力が弱い、紫外線に過敏なタイプが多い」という結果となった。沖縄県出身の人は、紫外線対策を念入りに行うほうがよさそうだ。

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