女友達に恋路を邪魔された女性 謎の体調不良で数か月入院する羽目に
長年の友人からの裏切りほど、ショックなことはない。京都府の20代前半の女性は高校時代、小学校来の友人A子から思わぬ裏切りを受け、
「高校を卒業して2年になりますが、いまだに(A子から)連絡はありませんし、一度も会っていません」
と明かす。女性とA子の仲がこじれたのは、おそらく“嫉妬”が原因だった。(文:福岡ちはや)
部活の先輩を好きになった女性に、「頑張れ」と励ましてくれたA子だったが…
高校入学後、女性はA子と同じ部活に入部した。そこで女性は、「部活の先輩を好きになりました」という。女性の恋は順調そのものだった。
「先輩とは毎日LINEをして、電話もして、ついに『一緒に帰ろう』ということになりました。私はいつもA子と帰っていたので、先輩のこともたくさん話していましたし、理解してくれるだろうと(思い)、『先輩と帰ることになった!楽しみ』と(A子に)伝えました。(中略)一緒に帰る頻度が上がるにつれ、私は先輩とどんどんうまくいき、付き合うことになりました」
女性は当時のA子の反応について、「(女性が先輩と一緒に帰ることを)快くOKしてくれて、『頑張れ』と励ましてくれました」と振り返る。ただ、その頃からA子は、女性ではなく同じ部活の別の友人と一緒にいることが増えていったそうだ。それでも女性はA子との友情を信じて疑わなかった。
「『それはそれでいい』と思い、遊べる日はもちろん3人や2人で遊び、たくさん先輩とのことを相談に乗ってもらったりしながら、(A子と)話していました」
「A子が『私が同じ部活のBさんともいい感じになっている』と(先輩に)伝えていた」
ところがある日、女性は何の前触れもなく先輩から別れを告げられてしまう。夜中の2時頃、先輩から「別れよう」「このまま既読つかなかったら別れたことにする。バイバイ」と連絡が来たのだ。
「昨日まであんなに楽しく笑っていたのに、なぜ?」
「さすがにこのまま終わりはきつい」
そう思った女性は、教室の前で先輩を待ち伏せし、話し合いをすることに。その結果、驚きの事実が発覚する。
「なんとA子が『私が同じ部活のBさんともいい感じになっている』と(先輩に)伝えていたそうです」
女性は「たしかに、Bさんとは仲良かったです。(中略)2人でLINEをしたりしていましたが、そのほとんどが先輩の相談でした。あとは部活のこと、テストのことでした」と弁明する。女性はA子の話が誤解であることを先輩に説明し、なんとかヨリを戻すことができた。
それにしても、なぜA子は誤解を生むようなことを先輩に言ったのだろうか。女性がA子を問い詰めると、彼女は、
「私のことを蔑ろにして、先輩とうまくいってて、しかもBさんも自分のものにしてるのが許せなかった」
「先輩にこのように伝えれば、○○(女性の名前)が少しは嫌な気持ちになれるのではないかと(思った)」
と自己中心的な理由を並べてきたという。女性は「何を考えてるかまでわかるくらいの仲だったA子が、そんなことを考えてるとは思っておらず」とショックを隠せない。心労がたたったのだろう、その後女性は謎の体調不良に見舞われ、2~3か月も入院する羽目になってしまった。
「今度、同窓会があります。A子も出席のようで、どのような顔をして会えばいいのかわかりません」
こう綴る女性。もしA子と仲直りする気がないのなら、同窓会には行かないほうが精神衛生上いいような気もするが……。
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