労基法を熟知しているはずなのに「深夜残業、休日出勤をタダでやるのは当然」と言ってくる会社に呆れた男性 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

労基法を熟知しているはずなのに「深夜残業、休日出勤をタダでやるのは当然」と言ってくる会社に呆れた男性

画像はイメージ

社会保険労務士は社会保険や労務管理を扱う専門家だが、勤務先が当然のように法令違反していたら、働くのもイヤになりそうだ。

企業に代わって社会保険等の手続きを代行する社労士として働いていた40代男性(事務・管理)から、ブラック企業時代のエピソードが寄せられた。その会社では、

「20時ころ会社を出ようとすると『今日は飲み会でもあるのか?』と言われた」

という。退勤時刻として20時は特別早くはないだろうが、何も予定がないと帰れない雰囲気が見て取れる。つまり長時間勤務が常態化していたようだ。(文:林加奈)

お客に「労働基準法はこうですから」と言いながら自分は……

当時の勤務先は「税理士や社会保険労務士等の資格を持つ人や、目指している人が多数在籍しているアウトソーシング会社」だった。男性は、当時の違和感をこう振り返る。

「深夜残業、休日出勤をしても賃金が支払われず、休日出勤分の振替休日も半年以内に取得しないとなくなってしまうというおかしなルールがまかり通っていた」

「しかし、契約先のお客さまには『労働基準法はこうですから』と指導している自分が嫌になった」

労働基準法について説明する立場にある人が、労働基準法に違反している会社で仕事を続けていたのだから矛盾でしかない。嫌気がさすのも無理はないだろう。

そんな会社だからか、上司も問題のある人だったようで、

「上司の口癖は『ここにいれば多くの経験が積める。だから深夜残業、休日出勤をタダでやるのは当然』とよく言い、退職した人間を負け組みたいな言い方をし、マインドコントロールにかけていた」

と酷いものだった。深夜残業も休日出勤もタダでやるのは当然なはずがない。しかしそれも過去の話となっているようで

「退職した人間たちとたまに会うが『あの発言はあり得ないよね』と笑い話にしている」

と、今は笑い話として昇華できているようだ。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 面接官に「素人」呼ばわりされた30代男性、ピシャリと言い返す「天狗になるのもいい加減にしなさい!」
  2. 本社にクレームをいれたら、近所のコンビニが潰れてしまった話 ソフトクリームに文句を言ったところ……。
  3. 失礼すぎる面接官を黙らせた男性「あなたはお客様にもこんな態度で接するのですか?」
  4. 外資あるある?「お前が日本にいてよかった」とまで言われた男性 その後、新社長が「お前の事を気に入らない」で追い出される
  5. なんで? コンビニの女性店員が客前で「トウモロコシをハーモニカのようにくわえてた」 何年経っても忘れられない女性
  6. コンビニで「割引しろ!」と迫る悪質クレーマー、翌日も来店して警察の御用になる【後編】
  7. 面接で「残業はしたくありません」と答えたら即終了 「これ以上は時間の無駄」と追い返された女性の怒り
  8. 給与格差に上司「どこもそうじゃない?」 → 歴20年の女性「私がいた所は同待遇でした」 怒りの退職へ
  9. 店長が神対応!バイト失言で激怒した客に「気に入らないなら来なくていい」 クレーマーを一喝、追い返した話
  10. 職場のエアコン、設定24度でバトル勃発 「毎日密かに温度を上げてるのに次の日はまた下げられている」

アーカイブ