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相対評価は理不尽? 人事考課で「誰かにマイナスをつけないといけない」と言われて納得いかない女性

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社員のボーナスや昇給に影響を与える人事考課だが、納得感のある制度でないとかえって社員のモチベーションが下がることもある。

「年度末の仕事の評価がマイナスでした」

と悔しさを語る30代後半の女性(愛知県/事務・管理/年収400万円)は、上司のこんな「許せない一言」を明かした。

「そんなことってあります? そんな理由なら知りたくなかった」

マイナス評価だった理由は

「『がんばってくれてるけど、相対評価だから誰かにマイナスをつけないといけない。今回はマイナスになるけどごめんね』と言われました。そんなことってあります? そんな理由なら知りたくなかった」

査定のシステムとして他の人と比較して優劣をつけることになっているようだ。実際に誰かと比べると下げる要素があったのかもしれないし、正直に内情を明かしたのかもしれない。いずれにしてもマイナスなのだから納得はいかないだろう。

「モチベーションを下げる上司は許せないです」

と憤りをあらわにしていた。

岩手県で「支店長」を務める40代後半の女性(事務・管理/年収650万円)も、そうした場面で上司の一言に失望したことを明かす。女性の会社ではポイントでボーナスの上乗せ分が決まるそうで、「1ポイント5万円程度」というから軽視できない数字だ。

女性は前年の自身のポイント数を、当時社員数40人ほどのなかで「上から3番の多さでした」と胸を張る。ところが翌年の「人事査定のフィードバック」で言われたのが

「支店長ポイント、他のメンバーに寄せましたから」

という一言だった。

「要は、周りの人材に付与できるポイントと、私に付与したいポイントに大きく乖離があるから、下に揃えたよということでしょう。別に普通に、『査定の結果、今回は×ポイントになりました』でよかったと思います」

と静かな怒りをにじませた。しかし理由を何も言われずただマイナスにされたら、それはそれでモヤモヤしそうだ。

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